丑の日
平賀源内さんが考えたという土用丑の日だけれど、皆さんこの日はうなぎを食べたくなるらしい。準備中の11時くらいからお客さんが来たので早めに開店。そこから14時まで常時満席に近い状態に。板前さんは暑い中、火鉢の前にずっといるため14時に一度「仕込み中」の看板を出す。熱中症になっちゃいますから。
15時半くらいから再開するや、またしても順調。今年はちょうど良い感じでお客さんが入れ替わってくれる。普通の日曜日の3倍を仕込んだものの、18時くらいにカウントダウン開始となり18時30分に売り切れました。今年も暗くなるまで持たず。夜もやればもっと売れるんだろうけれど、体力続かず。
とにかく暑い! 調理場の中は火災報知機が何度も鳴っちゃうほど。今日みたいに終日全開でガスの蒸し器を使い、火鉢フル火力状態。加えてガス釜でご飯炊きまくっているとタイ国で競技中のラリーカーの中と同じくらいの暑さでございます。こらもうトレーニングだと思って頑張るのみ。夜にゃヘロヘロだ。
ここまで暑いと食欲も無くなる。朝はマック。昼サンドイッチ1枚。夜やっとラーメン1杯といった具合。うなぎ屋ダイエット、効きます。おそらく週末も忙しいと思う。ただ例年のようなパワーが無い。加えてあまり値上げしてないから(ランチのネダンなんか10年くらい値上げしておらず)、全くモウからん!
なんたって売り上げの半分がうなぎ代というイメージ。人件費やお米代、高価な炭代や電気代など払ったら、少ししか残らない。薄利多売ならぬ薄利少売だし。お客さんから「美味しかった」と言われるのがエネルギーだ。やっぱり人は誉められると頑張れる。厳しい状況にならないと実感できないことって多い。
帰宅し、立つのも億劫になるほど疲れ果てて冷蔵庫を開けたら、沖縄の宮城さんが送ってくれた甘そうなマンゴー! くぅ〜! マンゴー親父としちゃ辛抱タマランです。早速食べちゃう。冷えてて美味しいの何の! この世にオサラバするときはグッタリ疲れ、最後に「最高だね〜!」と思えたら素敵だと思う。
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うなぎといえば小生、正直に告白するとここ最近は中国製のハッキリ言って「ゴムのような」うなぎをそれでも「美味しい」と思い込んで食べていたものです。
よく考えればそれも「甘いレモン」というフロイトが説いた防衛本能の一種であると自己分析でき、我ながら苦笑してしまう次第です。
内実は今夏のウナギ高騰以前でもdecentな=マシなうなぎである主に浜名湖産は、常に高値安定で常食として食べるには財布に荷が重すぎたからであるのは言うを待ちません。
数年前まではコープでレトルトの浜名湖産うなぎを買って自宅でチンして、クラッカーに乗せて(そして七味を振りかけて)食べていましたが、ウナギ高騰の昨今は長野県伊那市にある母親の実家から「いつウナギが送られてくるか」やきもきしている現状です。
PS(あとがき)
小生にとってのもう一つの「甘いレモン」愛車2004年式トヨタヴィッツ1300U-Lは目下101625kmに達し、クーラー全開の平均燃費は11.3km/lまで改善され、ガ行の轟音を厭わずブン回せばスバルインプレッサの1.6やマツダアクセラの1.5と互角以上の加速を示す一方で経年劣化に伴う事故や不具合が怖いため、夏の遠出には併用しているレクサスIS350(そう、日本の"banker's hot-rod")を多用して行こうという目論見です。
繁盛って良いことです。
師匠も板さんも、そして、スタッフの方も
たぶん、さらにはご家族も
くれぐれも熱中症にはお気をつけて!
おいしい食べ物で
みんなの心と体の健康に貢献してらっしゃる。
もちろん、みんなのお財布にも。
ありがとうございます。
でも、今、お邪魔したら
師匠とお話ができないですよね。
お疲れのことと思います。
夜はゆっくりされて・・・って
ロンドンが離しませんね。笑