珍しくダイハツに「いいね!」をしたい。半導体不足によりアイドルストップ無しを設定
ダイハツはタフトとムーヴキャンバス、タントにアイドルストップレスのモデルを追加した。理由は「半導体不足によりアイドルストップ関連の生産が厳しいため」となっている。3車種とも全てのグレードで3万3千円安い価格設定。この判断について私は「いいね!」したい。というのも軽自動車の場合、アイドルストップは”ほぼ”意味を持たないからだ。
言うまでも無くアイドルストップは燃費改善の技術である。例えばWLTCで21.4km/Lのアイドルストップ付きが、レスになると19.8km/Lになる。8%ほどの差だ。これはWLTCに定められた信号停止など含む走行モードであり、流れの良い郊外路や、そもそも信号の少ない地域だと差はググッと縮まります。実燃費で18km/Lと17km/Lだとすれば、1万km走って5200円差。
3万3千円の車両価格差でモトを取ろうとしたら6万km走る必要がある。さらにアイドルストップ用バッテリーは寿命が短く、単価も高い。普通のバッテリーならデサルフェーターを使うことで10年/10万kmは余裕。アイドルストップ用だと4年くらいで交換を余儀なくされる。バッテリー交換を2回すれば、アイドルストップ分のモトは10年/10万kmだって取れない。
バッテリーだって貴重な資源。10年使ったらECOです
だからこそトヨタは新しい車種はアイドルストップを廃している。その方がユーザーにとって利益あると判断したからだ。ちなみに私はアイドルストップ付きの軽トラと軽バンを持っているが、どちらもエンジン始動したらすぐアイドルストップしないようボタン押す。アイドルストップ、どちらかといえばカタログ燃費競争のため付けるようなもの。私なら無しを選ぶ。
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私の場合ですが2015年製のFIT RSのスターターモーターが4年で死にました。アイドリングストップ用の強化したものであってもストップ&ゴーの頻度が圧倒的に多く、ブラシの摩耗はケタ違いだと思うのでこの交換費用も入れたら元など取れません。
アイドリングストップをキャンセルするのに、キャンセラーを購入したりする方が多いかと思いますが、紹介したサイトの内容のようにコンパクトリレーを活用すると、スイッチ設定が裏返しとなり、デフォルトでキャンセル状態となるので便利です。
簡単でコスパの良い改造なので、良かったらお試し下さい。
URL貼ったつもりが表示されてなかったので、↓になります。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2209429/car/2693518/5188778/note.aspx
ジムニーのMTにまでアイドルストップを付けてしまったスズキとは対照的ですね。CAFE規制の崖っぷちに立つメーカーと、余裕あるメーカーの違いでしょうか。
アイドルストップのない新型車を手に入れました。しかし法対応で始動時に必ずライトが点いてしまうのが気になっています。これがバッテリーの寿命に影響するや否や。始動してから点くようにするのは簡単だと思うのですが。
全く同感です。
アイドルストップについてはStop&Goの多い都市部では効果を理解しますが、郊外や軽を含む小排気量車では効果が限定的に感じていました。むしろ車種によっては予備バッテリーやバッテリー交換の頻度が上がるなど、コストの上昇に比して燃費改善効果は如何なものかというのが私感です。
地方に住む当方はエンジンONしたらアイドルストップは即OFFです。車載燃費系ですがONとOFFで10000km毎の燃費差を比較したところ、差異はありませんでした。(0.1km以下は表示できないので、差がたあっとしてもそれ以下ということでしょう)
効果無しとは言いませんが、アイドルストップ機能はデフォルトでON・OFFが選べるようになると良いですね。
これは大変に良いことだと思います。
アイドルストップなんて有ってもモード燃費が多少良くなるだけで実燃費はほとんど変わらないですからね。おまけにバッテリーが高いし寿命が短くなる。多少燃料代が安くなってもバッテリー代で吹っ飛びます。どうしても欲しいという方のためにはオプションで良いのですよ。
我が家の車はアイドルストップは解除しています。
CAFEで焦ってるメーカーには必要でしょうけど、それでもマツダのようにブレーキ踏力でストップするしないの仕様で出してほしいなと思います。徐行中にハンドル重くなるの怖すぎる
ダイハツの英断!なのでしょうけれど、「半導体不足が要因です」じゃなくて「お客様の為に有効な装備とはならない為」とか「そんなものなくてもダイハツのクルマは燃費良好です!」とかだったらもっと良かったのになと思ってしまいますね。