我が国の自動運転の進捗状況やいかに?
我が国も東京オリンピックに合わせ自動運転車をたくさん走らせようとしていたようだけれど、実現出来たのは選手村内の移動手段となったeパレットだけ。その後、いろんな場所で自動運転の社会実証試験を行っているものの、本当の意味での自動運転は目処が立っていない。おそらく日本初のフルタイム自動運転はウーブンシティの敷地内になると思う。
私も何カ所か実証試験を見に行った。先日も沖縄の北谷まで行ったが地面に電線を仕込んでその上を走らせるというゴルフカートのようなもの。15年以上前からゴルフ場で使われている技術です。そいつに前方監視センサー付け、ナニかあったら自動停止するようにしただけ。雨降れば濡れるし、暑ければ暑い。寒ければ寒いという簡易な移動手段です。
八丈島で行われる実証試験は路線バスの代替として運行することを想定している。ポンチョという様々な地域で路線バスとしても使われている小型バスだ。日本の公道ではレベル4の完全自動運転は認可されていないし、レベル3すら非常にハードル高いため八丈島もレベル2に留まる。運転手が乗り、部分的にハンドルやアクセル、ブレーキを任せるという内容。
八丈島で興味深いのは交通環境。普通の地域だと様々な課題を抱えなければならない。具体的にはイタズラや無謀運転などです。八丈島ってこういった実証試験をジャマする人がいない。意地悪したら瞬時に誰なのか解る。と言う理由で犯罪は極めて少なく高額なモノを盗む泥棒もいない。しかも60km/h以上で走っているクルマは”ほぼ”存在せず。
現時点で実用化されているライダーを装備しておけば危機対応能力に不満なし。今のところ自動運転が実現可能なのは専用道路だけだと思うが、その次に実用化出来るとすれば八丈島のような交通環境の良い地域だと考えます。20km/hくらいに制限することで、現在のシステムのまま対応出来るだろう。eパレットであればそのまんま走らせられるかと。
10月14日~27日まで運行するというので、乗りに行ってみたい。定員は安全と観点から全員着席ということで13人。商業運転で無いため無料とのこと。最高速度は40km/h程度。前述の通り基本的に自動運転ながら、ドライバーがすぐに運転出来るということでレベル2という解釈になる。運行ルートは以下の通り。およそ5kmの区間を35分でノンビリ走ります。
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