スズキがステレオカメラを採用か?

読者からの情報のため未確認だということを最初に書いておきます。どうやらスズキが今月中にステレオカメラを使った自動ブレーキシステムを登場させるらしい。稼働速度域は100km/hまで。ということはスバルのシステムと違うと言うことを意味する。果たしてどんな内容なのか楽しみ。

これが出るとスズキってどういう呼び方をするのだろうか? 何度も書いてきた通り、赤外線レーザー使うシステムに『レーダーブレーキ』という現時点で最も不誠実なネーミングを付けている。ステレオカメラ使ったシステムを『レーダーブレーキ』と称せば、ある意味「芸」の世界に入れる。笑いが取れます。

違うネーミングにしてくれば「やっぱり今まで解っててインチキな呼び方をしてたのね!」と、これまたズルさが際立つ。唯一納得できる選択肢は、この機会にレーダーブレーキというネーミングを全面的に見直し、今後正しいセンサーの呼称を使っていくことだと思う。今回改訂しないと、もはやチャンス無し。

新しいブレーキシステムは性能と価格次第で新しいスタンダードになるかもしれない。今の最低ラインはトヨタの新しい簡易型で、対応車速10~80km/h。停止性能は公称30km/hまでながら、JNCAPのテストだと50km/hまで停止出来た(アイサイト2と同等)。スズキの新システムはこれを凌ぐ?

ステレオカメラなら0km/hから稼働させれる。上限は情報によれば100km/h。これだけで素晴らしい。おそらく公称30km/h。ステレオカメラだと実際50km/h近くまで止められる可能性大。そして対歩行者検知だって出来ると思う。で、5万円程度の上乗せであれば、圧倒的に優位。

もう一つのポイントは軽自動車に採用してくるかどうか、だ。軽自動車用だとしたら、ダイハツの優位は1ヶ月しないうちに消え、ホンダと日産/三菱連合は大急ぎで対応しなければならない。20km/hまででしか停止出来ない赤外線レーザー使ったシステムは、付いてないのと同じになる。

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