ホンダもボルボやレクサスと同じ正面衝突事故低減ブレーキを採用済みでした!

死亡事故のおよそ10%は正面衝突。ただ衝突速度を10km/h落とせば死亡率は半分になる--ということでボルボはV60から正面衝突事故低減ブレーキを採用する。正面衝突が絶対に避けられない、となった時点で急ブレーキ制御を行い衝突速度を10km/h程度下げるという狙いです。事故を避けられるワケじゃないので地味な機能ながら、死亡率を半分に出来るのだから素晴らしい!

ボルボのシステム

ということを高く評価したら「ジツはレクサスLSで同じシステムを採用してるんです」とトヨタから言われたという件を以前紹介した。その際「もしかしたらホンダも採用している可能性大」ということも書いたのだけれど、本日、やっとホンダの自動ブレーキ担当の方に取材し、正確な状況が判明した次第。結論から書くと、軽自動車のN-BOXにも採用されていたのであります。

ビックリだ! 2013年にアコードで初めて採用して以降、センサーにレーダーを使ってるモデル全てに、30~80km/hの速度域で稼働する正面衝突事故低減ブレーキ機能が付いているのだという。しかも新しいモデルに採用されているボッシュのシステム(レーダー+カメラ)を使っているタイプは、レーダーだけのタイプより信頼性も向上しているとのこと。

イマイチで知られる「ホンダ・ナンセンス」ながら、ボルボですら今年のモデルから採用している決定的な効能持つ安全デバイスを早い時期に投入していたワケ。レーザーをセンサーに使っていないタイプのホンダ車なら、正面衝突時の速度を10km/h程度落としてくれる可能性がある。さらに書くとトヨタだとレクサスLSにしか採用されていないけれど、ホンダは軽自動車も!

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これまた意外なことに、N-VANは夜間の歩行者を検知出来るスペックまで持たせているようだ。今年から始まるJNCAPの夜間歩行者試験の条件となる「都市部の歩行者」(明るさにして15ルクス程度)は対応可能らしい。トヨタの1ルクスを別格とすれば、マツダや日産のモービルアイのシステムと同等の性能をイメージしてもらえばいいだろう。今後、新型車はこのタイプか?

素晴らしいシステムを持っているのだから、フルモデルチェンジのタイミングと言わず、マツダのようにイヤーモデルでアップグレードして欲しい。こういった対応、ユーザー第一で考えるのならスピード感が重要だと思います。

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