原発の近くに住んでいる人は真剣に引っ越しを考えた方がいいと思う。志賀原発、やばかった

志賀原発の詳細な被害状況は未だ発表されていないけれど、同じ地殻に乗っていると思われる鹿磯という場所は海岸線で4mも隆起した(産業技術総合研究所の調査結果)。志賀原発の場所は鹿磯より少し下。七尾の左あたりです。おそらく志賀原発のあたりの海岸線も少なからず隆起していることだろう。原発は大量の海水で間接冷却している。隆起したらどうか?

データ/産業技術総合研究所

冷却水が入ってこなくなる可能性出てくる。さらに今回、5系統の送電システムのウチ、2系統が損傷を受けた。最悪は自家発電装備を持っているとは言え、海水は入ってこないワ、被災で道路が使えなくなるワ、さらに大雪なんか重なったら、いかんともしがたい。福島第一と同じようなことになってしまう。志賀原発だってフル稼働中だったらどうなったか解らないです。

写真/産業技術総合研究所

志賀原発、今回被災した2号機は再稼働に向け安全審査が進んでおり耐震補強工事も行っている。11月には経団連会長が「早く稼働させろ」とプレッシャーを掛けていた。まぁ今の我が国は政治も行政もお金で動く。住民の安全など誰も考えてないです。そもそも地元だって原発推進派の知事を選んでいるんだからいかんともしがたい。ということで心ある人は逃げるしか無い。

今後、政府はカーボンニュートラル達成に向け、様々な理由を付け利権のワールドカップのような原発を稼働させようとしてくることだろう。実際、政府が打ち出している二酸化炭素排出量削減目標をクリアしようとしたら、再生可能エネルギーが全く足りていない。原発と同じベース電源になる地熱発電だって原発推進派がずっと強いブレーキを踏み続けているため時間切れになった。

もし近隣に原発がある地域に住んでいるのなら、次の大災害の前に引っ越すことを強くすすめておく。幸い今や全国的に廃屋が急増しており、外国人に人気のある地域を除けば土地代だって安い。原発から離れた場所の一戸建てに太陽光発電を導入し(自然災害が少ないことも重要)、エネルギーの自給自足を考えたらいいと思う。だから私は八丈島です。

大手メディア、ジャニーズや吉本と同じく報じたがらないです。

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4 Responses to “原発の近くに住んでいる人は真剣に引っ越しを考えた方がいいと思う。志賀原発、やばかった”

  1. たろう より:

    そうですよね。
    原発があれだけの強い揺れに加えて
    突然の4メートルの地盤変化があったら耐えられるとは思えないです。
    もしそれでも大丈夫というならそれを公式に表して欲しい。
    想定外だったという言葉は聞きたくないです。

  2. 二級人 より:

    その通りです。
    震度5強、加速度800ガル程度で破損するとは、原発の耐震性が弱すぎる。電力会社と政府は被害を確認する前に異常はない、機能は確保していると断言。御用学者は一つ覚えに問題ないという。ごまかしと隠ぺいに終始している。多くの警告と反対を無視して起こる原発事故は、これまでもこれからも人災なのである。

    地震大国ニッポンで原発が安全な場所はない。地震のたびに国民は事故の危険にさらされる。
    重大事故を防ぎ、放射性廃棄物の増加を止めるためにも、原発は一刻も早くやめるべきです。

    原発の設計基準は地震加速度700ガル〜1000ガルでしかない。日本で1000ガルを超える地震はいくらでもあるし、今回の能登半島地震や東日本大震災では最大2800ガル・震度7であるのに。設計手法は弾性限度を超えた塑性変形を容認する極限設計法で、安全率はわずか1.5と言われている。今回も弾性限度を超えていて内部に変形が生じている可能性が高い。実際に使用済み核燃料プールは溢水・一時的に冷却停止し変圧器、外部電源は破損した。

    防潮堤高さは想定津波高さの1・5倍未満で、薄い壁だ。
    沸騰水型軽水炉BWRは底部に多数の貫通穴がある脆弱な構造。上部には使用済み核燃料プールがあり重心が高い。
    多重防護しているというが福一は簡単に破られてメルトダウンと爆発を起こし、事故はいまだに収束していない。

    住民の緊急避難は道路の寸断、渋滞 、燃料不足により実行不可能。
    放射性廃棄物の処理は全く進んでいない。貯まる一方だ。

    どう考えても原子力発電所はストレス耐性の脆弱な危険な構造物である。
    加えて原発がクリーンでコストが安いというのもみんな嘘です。

  3. 川口太郎 より:

    3.11の後も箱根は微震がずっと続いたそうです。
    地元の人は「大涌谷は(今後)大丈夫か?」と心配していたそうですが、
    微震のニュースが流れると評判が悪くなり客足が減るので箱根町の
    観光協会側が「箱根周辺の微震動ニュースは流さないで欲しい」と
    要望し実際にあまり流れていなかった。
    当時、会社の保養所で管理人をしていた方から聞きました。
    メディアやマスコミなんてそんなもんでしょうね。

  4. abumaru より:

    3.11発生以前に・・「国土が狭く不安定な新生地層の日本に50基以上も原発を作るなんて気が触れている」と評論した人がいたけど、この危惧は現実化してしまった。。

    同様に、4枚ものプレートが複雑に絡み合い、周期的に巨大地震が発生する場所に、政治と経済と人を集中させているのも誰が考えても異常。。

    債務残高がGDP比250%に達するような状況に至っても、全く危機感が無いのも同様。
    MMT理論も平時では通用しても有事でどうなるか未知数。南海トラフや首都直下、そして台湾有事等々と、迫り来る大厄災を乗り切れるのかね。。

    この国の政治家や官僚、そしてマスコミや経済界・・この連中は、一体何処を目指しているのだろうか?
    自分には現実逃避しているとしか思えないが。。

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