ソニーホンダモビリティ、最初からつまづいちゃいましたね。これからも良いニュース無い?
ソニーホンダモビリティ、販売が始まる前からカリフォルニア州で訴えられちゃいましたね! どういう内容か? アメリカに於ける自動車の新車ディーラーは様々な法規で守られている。今回訴えられた内容は、自動車メーカーがディーラーを介さず直接ユーザーにクルマを売ることに対するもの。ここまで読んで「テスラもやってるじゃないか」と思うことだろう。
テスラの場合、全くの新規メーカーなので影響を受けるディーラーは存在しない。GMやトヨタのディーラーからすれば新しい自動車メーカーが出てきただけで、ライバル増えるのみ。こらもう仕方ないこと。ソニーホンダの場合「自動車メーカーが自社のブランドを利用して系列ディーラーと競合することを禁じた州法」に引っかかる。ホンダのディーラーからすれば面白くない。
問題は「誰が訴えたか」です。ホンダのディーラーかもしれないし、ソニーホンダの参入を歓迎していない勢力かもしれない。いずれにしろ早くもソニーホンダを足を引っ張ろうという勢力が出てきたということになる。歓迎されないデビュー、いろんな意味で厳しい。もっといえばソニーホンダの下準備や、アンダーテーブルでの雑巾がけが十分でなかったということだと思う。
実際、ソニー側は自動車ビジネスに対する認識がホンダと全く違うらしい。確かに受注を開始するタイミングにも関わらずクルマの詳細なデータなど出してこない。日本だけでなくアメリカの自動車メディアを見ても、ソニーホンダについての記事は驚くほど少ない。第2のテスラを目指そうとしているかもしれないが、自動車業界的にはテスラってオワコンです。まねてどうする。
個人的には「そこまで叩く必要ないでしょ」と考える。アフィーラというソニーホンダの第一弾、とうてい売れると思えないですから。デザインに全く魅力無し。技術レベルで中国に届いていない。それでいて高価。誰が買うんでしょ。ソニーとの競合は三部さんの”実質的な損失”を伴う大失敗になることだろう。ホンダ、厳しい時期に無駄なお金と人材をたくさん使った。
案外早い段階で店じまいかもしれません。
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