イラン、ホルムズ海峡に「関所」を設けるかもしれません。アメリカどうする?
ここにきてイランがホルムズ海峡を通る船から「通行料」を取ることを考えていると報じられている。すでに支払って通過したフネもあるようだ。実際、封鎖宣言以後、50隻以上が通過している。ちなみに通過しているルートは本来の「ホルムズ海峡中央」でなくイラン寄り。安全が担保されているんだと思う。怪しい船舶も見かけます。どうなっているのか全く解らない。
LNG JAMAL 写真/大阪ガス
AIS情報(船から発せられる情報)によれば3月20日に日本籍の『LNG JAMAL』という液化天然ガスタンカーがペルシャ湾の中からホルムズ海峡のイラン寄りを通過した。「日本の船を通してくれた!」と思うだろうけれど、この船はすでに日本で廃船扱いになっている。解体されたか他の国で使われているか不明ながら、幽霊船だ。この船、AISだと現在オマーン湾にいることになってる。
海外の情報によるとイランの友好国やイランから石油を買っている中国やインド向けの船は通している模様。イランにしてみればいろんなメリットがあります。世界中を敵に回さないで済む。アメリカ/イスラエルの友好国の踏み絵が出来る。通行料を取るのなら収入だって得られる。日本はどうなるか不明ながら、今のところ通らせて貰うような方向を探っているようだ。
もっと勘ぐると、中国やインドの友好国であれば「関所」を通過した石油やLNGを買い取るということも出来る。当然ながらアメリカやイスラエルにすれば面白くない。今の状況を許すか許さないかは予想しにくいです。参考までに書いておくと、ホルムズ海峡を通る石油は世界の流通量の20%であり、大半がアジア向け。だからこそ欧州の動きを見ると案外冷淡だったりする。
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