ノート、NISMOのアクセルレスポンスに驚き、クロスオーバーの最低地上高に嘆く

日産が新型コロナ禍により開催されなかったノートシリーズの試乗会を行った。標準ノートは沖縄のレンタカーで存分に乗ったので、オーラNISMOとクロスオーバーをキッチリ味見してみた次第。まずNISMOだけれど、パワーユニットは「素晴らしい!」とホメるしかない。136馬力というモーター出力の85%くらいをアクセル踏んだ直後に出す! これ、実は凄いことだ。

アクセル踏んだ0.5秒後、エンジン出力は上を見て20馬力だと思う。したがって100馬力近くを電池から引き出している。容量1.5kWhの電池からよくぞ100馬力出せるもんだ! フィットの場合、NISMOの半分になる0.7kWhの電池から、おそらく20馬力くらいしか引き出せていない。フィットHVに乗るとモーターの存在がほとんど解らないほど。ツマらんです。

ホンダは上層部が電池やモーターのことを”ほぼ”理解出来ていないんだと思う。2秒程度なら定格の何倍かのパワー出しても平気だと言うことを知らない(さんざん論議して知らないと感じました)。日産は基礎研究がしっかり出来ているため、短時間のオーバーパワーなら寿命や耐久性に問題無いことをキッチリ認識している。NISMOに乗るとその差がハッキリ解ります。

ただ日産は”家の中”から出ない。こんな速いクルマを競技に使うというアイデアが全く無いらしい。トヨタを見ると全日本ラリーにアクア出ている。こいつを破ってやろうと考えないのだった。仏像作りは上手ながら、それを単なる彫刻で終わらせてしまってます。トヨタは拝んで魂を込めるから楽しい。いつから日産ってこんな暗いメーカーになっちゃんたんでしょう。

続いてクロスオーバーに乗る。これまた魂入ってない。クロスオーバーなのに最低地上高150mmとな! クロスオーバーなのに着座高が25mm差とな! ヤリスクロスなんかヤリスと90mm差だ。タワーパーキング対応など「角を矯めて牛を殺す」です。日産には技術もあるのに、それを活かさない。日産の固定客は買うだろうけれど、外からお客を引っ張ってくるのは難しいかと。

クロスオーバーを見て「名ばかりのGTは道を開ける」というOHCのスカイラインGTを意識したDOHCを搭載するセリカのCMを思い出す。ノート、正真正銘「名ばかりのクロスオーバー」です。このままなんちゃって商売をしてるとジリ貧だと思う。もはや日産の固定客以外、日産を買おうという人は少ない。このあたりで日産本来の持ち味を出して欲しいと強く強く考えました。

 

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