マツダ、藤原副社長が最高執行責任者(COO)に就任!

マツダは役員人事を発表した。驚いたことに社長補佐という肩書きだった藤原副社長が何と最高執行責任者(COO)になってます! 丸本社長、藤原副社長に業務を任せたということ! 丸本社長は経営方針と経営内容だけハンドリングし、現場仕事の全てを藤原副社長がコントロールするワケ。直近5年くらいのマツダの路線、100%藤原副社長が作った。それを続ける!

当然ながら「ラージ」と呼ばれる直列6気筒搭載の後輪駆動車は継続! 親トヨタの反対であるから、電気自動車も独自でやるということなんだろう。ちなみに2020年度の純利益は決算発表によれば「広告宣伝費や開発費の効率化など徹底した抑制効果で763億円を浮かせた」ものの317億円の赤字(マツダは88億円の営業黒字になったとアピールしてますが純利益じゃ赤字)。

2021年度の見込みは日本で10%の販売増を狙うなどグローバル販売台数で9%の増加予測。317億円の赤字から350億円の黒字化を目指す。藤原COO入魂のラージ商品群も2022年初頭にデビューすると言われており、お手並み拝見といきたい。私は環境の時代にブランドイメージの弱い高額なラージ商品群が受け入れられると思っていないし、CAFE対策としてのトヨタ車OEM販売も厳しいと考えます。

  

ただ「マツダ」の明日を考えたら、少しばかり希望が見えている。筆頭はアメリカでディーゼルを切り、2500ccターボエンジン搭載の元気なモデルを出すなど積極策に出てキッチリ販売増を実現した毛籠さんが日本に戻ってきます。とってもバランス感覚のある人で、藤原副社長にも意見を言うらしい。アメリカで実績を作っているだけに発言力あると思う。

そして欧州を担当していた青山さんも取締役に昇任にマツダ本体に戻り、おそらく丸本副社長のアシスト役になると思う。青山さん、3代目MPVの開発責任者だったことを見ても解る通り開発畑。1965年生まれの55歳と次世代社長候補の1人でもある(ラージ商品群が決定的に上手くいかなければ次は毛籠さんか?)。また小野さんという住友銀行出身の取締役も財務悪くなれば存在感出てくる。

藤原副社長が3人の意見を聞いてくれたらいいのだけれど。

<おすすめ記事>

コメントを残す

このページの先頭へ