欧米のメディアはロシアがウクライナ侵攻を始める可能性大きいと報じる。日本への影響は?

ロシアのウクライナ侵攻、欧米のメディアでは80%くらいの可能性で「ある」と報じている。ウクライナ、ロシアにとって貴重な外貨収益源となっている天然ガスのパイプラインが通ってます。ロシアから欧州に行くパイプラインは3ルート。北から「ノルドストリーム」「ベラルーシルート」「ウクライナルート」で、直近の輸送量は600/400/900といったイメージ。

図版/石油天然ガス・金属鉱物資源機構(2017年)

ウクライナ侵攻始まり、このルートから天然ガスが入ってこなくなると、冬場を迎え需要期ということもあって欧州は困る。よってドンパチ始まって欲しくない。一方、アメリカは「ロシアから天然ガス買うよりアメリカのシェールガスを買ってね!」と思っているから、ウクライナ侵攻始まったら躊躇わず動くと思う。NATO軍としちゃやりたくないのに。

そんなことから「ドンパチ始めない」という意見も多い。以下、私のヨソウです。ロシアはウクライナの関係が悪化し始めた頃「ノルドストリーム2」というノルドストリームに並走するパイプラインの工事を始めた。特急工事だったらしく、昨年秋に完成している。輸送量550。されど現時点で稼働していない。アメリカやウクライナなどが反対しているかららしい。

このパイプラインを稼働させたらウクライナでドンパチ始まっても、欧州は何とか堪えられる? このあたりのせめぎ合いもウクライナ侵攻が始まるかどうかの大きなカギを握っていると思う。ちなみにウクライナ侵攻が始まったらどうか。当然ながらNATO軍は静観しない。おそらくウクライナの親ロシア地域への限定的な侵攻だろうけれど、けっこうな規模になります。

ヘタするとこんな相場になります

日本が受ける影響は、説明するまでもなくエネルギーコスト。現在の原油や天然ガス相場、ウクライナ危機を見越して高くなっている。ドンパチが小規模ということになれば、おそらく相場は落ち着くだろう。逆に大規模になると(侵攻に乗じてテロ組織がパイプラインを破壊することだってある)、全てのエネルギーコストが上がることだろう。ここ1週間の動きに注目して欲しい。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ