やっぱり2025年にユーロ7の施行決定! 電気自動車以外は売れなくなる可能性大
純エンジン車に対する三行半と言って良いユーロ7の施行が決まった。新型車についていえば2025年。既販車についても2027年以降、今より大幅に厳しい排気ガス規制と、事実上、純エンジン車ではクリアできないほど厳しい燃費をクリアしなければならない。欧州勢は2年くらい前から決まったものと判断しており、純エンジン車を出したとしても来年くらいまでだと思う。
ユーロ7をクリアできる可能性あるエンジン搭載車はハイブリッドとPHVのみ。正確に書くと欧州メーカーて燃費の良いハイブリッドを持っていないため、PHVだけということになる。こうなると俄然強くなるのは日本勢。トヨタもホンダもマツダもユーロ7をクリアしようと技術開発している。となれば2027年以降、欧州で売れるエンジン車は日本車だけということになります。
そんなこと許されるだろうか? 私は厳しいと予想しておく。トヨタの一人勝ちを許すワケ無い。この後に決まる騒音規制で完全にエンジン搭載車の存在を否定してくると思う。つまり欧州で電気自動車以外を販売できるのは今までの電気自動車規制による2030年でなく2027年に3年早まる、ということです。電気自動車を売らない限り欧州市場でのビジネスは存続できない。
もっと言えば、半導体不足の後は電池不足がやってくる。欧州に於ける電池生産能力で欧州の販売台数が決まってくる、と言い換えてもよかろう。トヨタは欧州に電池工場を作ると言っており、日産も英サンダーランド工場の近所に電池工場を作ると発表済み。ホンダやマツダについちゃどうやって調達するのだろうか? 高い価格で調達したら、クルマの競争力なくなる。
<おすすめ記事>
ユーロ7は頭にあったのですが、そういや日本も含めて騒音規制も厳しくなるんでしたね。
となると仰るようにHVでもクリア出来なくて、EUでの日本車の新車販売はサヨウナラ〜なんですかね。
27年でEU撤退する日本車メーカーが出てきても全くおかしくない。
でも代わりに中国の電気自動車が怒涛のように入ってくるので、EUのメーカーからすればあまり状況変わらないどころか日本車の比ではない数で駆逐される可能性もある気がするのですが…。
トヨタ憎しで気づいたら焼け野原、な未来が見えますね。
電気自動車を普及させることに意義はあると感じる立場ですが…。
欧州メーカーは普及価格帯のEVをVW・ルノーを除いてほとんど作っていません。いまのところ高級車扱いのBEVに限っており、普及価格帯のEVは中国でも韓国でも日本でもよいという立場でしょう。
欧州でのビジネスは日本としてはそこに食い込めるかどうかです。
ガソリン高であってEU域で電力を融通しあえる状況ならEVでもいいかもしれませんが、いまのエネルギー情勢が不安定の中でBEV一本やりと決めてしまうのは少しあぶないかと。電気はクリーンですが貯めておくのは難しいですし充電にも時間がかかります。日本の急速充電網も心配ですが、そんなにBEVに傾倒しちゃっていいのかなと思います。
逆にHEV・PHEVの技術が蓄積されている日本としてはBEV・バッテリーのキャッチアップが急務かと。バッテリーなんかはどの組成のバッテリーでも調達・利用・制御できるようにしなければならないと思います。
タイでbz4xが売られはじめすぐにオーダーストップになったのでまだまだ捨てたもんじゃないと思います。
でも、プリウス・サイズの車もPHEVで100㎞も走れるなら、ヨーロッパの人にもいかが?と聞いてみたいですね。遠くに行くときだけガソリン入れればいいのよと。
これはいよいよ最後のエンジン車としてルノーメガーヌRSを買うしか…(笑)
EV化は経済戦争だと思っていますが、昔からヨーロッパは環境にものすごく敏感だったので余計にこの傾向は進むのでしょうね。
トヨタはなんとか対応するのでしょうが、欧州比率の高いマツダはそろそろドボンですかね。
高価格帯シフトで生き残りをかけてるのでしょうが、もう無理。
走りの味とデザインがいいだけに残念。