ゴーンさん関連はTVドラマのようにグダグダに。ルノーと日産は握手しながら蹴り合う関係に?
ぐは~っ! 早くも出てきましたね! もはや泥沼混戦化必至かと。「西川社長の腕時計ピアジュはオマーンの代理店から貰ったものじゃないか?」とフラッシュが伝えている。こんなこと確証無しに書いたら逆に訴えられるし、Yahooだってトバッチリを喰う。本当だとしたら、やってることは「ちっちゃいゴーンさん」でしょう。こんなことがゾロゾロ出てきたら、耐えられまい。
現在ゴーンさんはブレーン達と戦略を練っているらしい。無罪を勝ち取る弁護士グループと違うチームでしょう。メディアへのリークも始まる可能性大。記者会見はキチンとデータ揃った時点で行われると考えていい。こうなるとエンターティメントの体になってくる? AXNあたりでドラマ仕立てにしてワンクールやったら案外ウけるかもしれません--というネタになりつつある。
興味深かったのはスナールさんの記者会見だった。終始「新しいスタートを切った。楽しみだ!」という姿勢。スナールさん、紳士です。外交官の家に生まれ、フランス政府関係者と数多の親交を持つ。フランスの利権についてしっかり認識していることだろう。しかもミシュランのようにヤヤこしい企業の舵取りをしていた。実力あります。超手強い交渉相手だと考えていい。
真面目な話をすると、次のルノー側の関心事は取締役の人事だ。現在の9名、全員がゴーン人事だと言って良い。本来なら9名居たら、日産側5人のルノー側4人。日産としちゃ次の株主総会で日産側の人数をルノー側より1人多くするよう、当然ながら要求すると思う。こいつをルノーが飲むと、日産を自由に操れなくなってしまう。スナールさんがそれを「是」とするか注目したい。
また、記者会見で「う~ん」だったのは、そもそもルノーも日産も三菱自動車も破綻寸前になっていたことを皆さん忘れているような雰囲気だったこと。確かに3企業とも優秀な人材を集めている。だからこそ日産は奇跡のような復活劇を見せた。三菱自動車だってゴーンさんが関与するとなった後、急に元気よくなりました。ゴーンさん、お行儀悪いものの経営者としちゃ優秀。
ゴーンさんの役割を、日産と共に苦労した”歴史”の無いスナールさんが出来るだろうか? 間もなく登場する新型軽自動車、関係者に聞くと「相当売れそうです」。私のところにはいってくる情報でもイケそう。ルノーと全く関係無い領域で開発したクルマがヒットして調子良くなると、日産側だって強気になると言うモンだ。日産とルノーの交渉は水面下で激化すること間違いなし。
クルマ好きとしちゃ、楽しくて良い新型車を出してくれるなら何でも歓迎です。
<おすすめ記事>