ゴーンさんの記者会見、日本じゃ酷評かと

ゴーンさんの記者会見で何となく全体像が理解出来ました。晩節のゴーンさん、フランス政府から日産とルノーの安定したアライアンスを作るように言われていたようだ。いや、言われていたというより、ゴーンさんの拡大路線好きもあり、持ち株会社を作ってその下に日産とルノー、三菱自動車、FCA(クライスラー/フィアット)を置くという構想を立てたんだと思う。

この動きを掴んだグループは「それはダメだ」となったのだろう。只でさえ日産はルノーへの送金企業にされている。さらに絞られたんじゃタマらない、と判断したんだと思う。誰が絵を描いたのか不明ながら、中心は以前から言われていた通り、豊田社外取締役、川口前副社長、今津元監査役。そしてヒットマン役を西川前社長と、ハリ・ナダ専務執行役員が担当です。

その動きに拍車を掛けたのが、いわゆる「晩節を汚す」とか「引き時を見誤る」だ。2016年に三菱自動車をアライアンスに入れる前がゴーンさんの辞め時だったと思う。あの時点で辞めていたら、素晴らしい経営者だったという評価のまま卒業出来た。その後がダメでしたね。単に空気を読めないジジイになっちゃったワケです。しかも調子に乗っちゃった。自分にも言い聞かせてます(笑)。

ゴーンさんの罪はタイしたことないと思う。でも人間、ハメられたらオシマイです。特に日本は厳しい。ただ日本と外国の判断基準や常識は違う。日産のような大企業のTOPとしちゃ、脇が甘かった。日本はお酒に甘いけれど厳格なムスリムからすればアウツだし、日本の制限速度の上限は120km/hながら、ドイツだと無制限だ。それぞれの国にルールや法律がある。

それを守らなければダメ。ゴーンさんのやってきたことは、日本の常識からすればやりすぎです。しかもゴーンさん以外の日本の自動車企業のTOPは、日本に根っ子を降ろしている。ゴーンさんのような境遇になったって逃げ出さない。ゴーンさん、改めて根無し草だったのね、と思った。この続きはTBSの「ひるおび」で。お昼休みに時間あったら御覧下さい。

 

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