シビック・ハイブリッド、プリウスよりハリアーHVに近い395万円でした! 普通の人は買わない

追加されたシビック・ハイブリッドの見積もりを見たら395万円だった。「400万円は超えないように、かといって398万円じゃカッコ悪いから395万円にしました!」的な「苦労しましたね~」と担当者の悩みがよ~く解る価格だったりして。安いか高いという判断はもはや意味無し! 同じクラスのプリウスより50万円高く、ハリアーHVの価格ですよ。

まともに考えたら買う人が居ると思えない。超ホンダ好き&セダンに乗りたいという価格など気にしない裕福な層だ。価格を一切無視してデザインさえ気に入れば良いチョイスだと考えます。動画を見て頂ければ解る通り、クルマには多少詳しいと思っている私が「いいねいいね!」とコメントしている。ボディ剛性上等! ハンドリング上等! ドライバビリティ何とか合格。

とはいえ本田宗一郎さんがホンダの魂としてきた良品廉価にほど遠い。企業は自社のポリシーを反映した商品を出さないとお客さんに響かないです。シビックe:HEV、相変わらず売れ行き伸びないだろう。いつまでこんな戦略を続けるつもりなんだろう。折しもトヨタが決算発表し、過去最大の利益を出した。今の円安水準だと海外に工場を持つ全ての自動車メーカーが好調かと。

問題は部品調達の問題から生産台数伸ばせず、調達コスト高騰となる今後だ。2022年度についちゃ円安が生産台数の減少を補えるくらい貢献すると思う。されど2023年度は相当厳しいことになると覚悟しなくちゃならない。我が国の景況だって悪くなること間違いなし! こんな時こそ本田宗一郎さんの魂である良品廉価が大きなパワーになることだろう。

今や我が国の消費パワーは先進国というより新興国の水準になった。アメリカ仕様や欧州仕様じゃなく新興国のために開発したクルマを出さないと厳しい。先代よりカッコ悪くなったものの、新興国向けのBR-Vあたりを200万円前後で日本導入するなど今までと違う戦略をたてない限り日本市場についちゃジリ貧確実です。フィットのようにクルマとして良のに売れない状況が辛い。

今のホンダは倉石会長時代から続く「収益好調」という尻尾に振り回されているんだと思う。ここから抜け出さない限り明日は厳しい。技術力のあるメーカーなんだからキッチリ操船してやればドコにでも順調な航海で行けるのに。超日本人向けじゃない新型HR-Vを本当に日本で売るという判断をしたのなら、徹底的にクルマを売るセンスの無さを感じます。

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