スーダンからの救出作戦、外務省も自衛隊も見事でした! まだまだ捨てたもんじゃありませんね

スーダンからの救出作戦、見事でした! 今回もスーダン駐在大使は騒乱発覚と同時アフガニスタンの時と同じく真っ先にトンズラしたが、ジプチ駐在大使が八面六臂の大活躍! おそらく外務省の中にも素晴らしい人材がいるんだろう。無事是名馬で出世していく「どうもどうも」のタイプじゃないんだと思う。素晴らしい! 宴会ばかりしてる大使ばかりじゃない?

自衛隊も良い仕事をした。そもそも初動が的確だった。スーダンの隣国であるジプチに、ソマリアの海賊からシーレーンを守るため400人規模の自衛隊を駐留させていたということも大きかったと思う。外務省筋から停戦の情報を得たのだろう。21日の午後に足の遅いC130を飛ばし、22日に掛け航続距離の長いC2輸送機とKC767空中給油機もジプチに送り込む。

それでも戦闘地域に救援機を飛ばすには相当のハードルがあったと思う。決断力の無い指揮官ならリクスの方が大きいと判断するかもしれない。万一邦人を乗せた輸送機が肩撃ち式ミサイルで襲われ墜落しようものなら、我が国ではどうなるか想像も出来ないですから。また、各国の救難機で混雑するポートスーダン空港から1機の着陸しか許可されなかったという。

C130か実戦経験の無い国産輸送機C2で迷ったことだろう。60名規模の救出なら紛争地域での運行実績あり、不整滑走路にも離着陸可能なC130でよかった。今回性能の良さを考えC2を使ったんだと思う。C2、機体組み立ては川崎重工。主翼をスバルが担当している。エンジンはB767と同じGEです。開発は難航したものの、良い輸送機に仕上がったと思う。

その他、他国との連携や協力関係も申し分無し! おそらく他国への援助も行っていると思う。表沙汰にすると原理主義の駆素メディア共がウルサイですから。ここまでしっかり出来るんだな、と嬉しくなった。私がホメても何の意味も無いですが。知り合いや家族に前向きな外務省員や自衛隊員のいる方は奢ってあげてくださいな。

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5 Responses to “スーダンからの救出作戦、外務省も自衛隊も見事でした! まだまだ捨てたもんじゃありませんね”

  1. Ford Fan より:

    こういう記事、良いですね。朝一で見たので心が明るくなりました。国沢さんのこういう時事ネタは書き方に嫌みが無く、しかも少々面白くて好きです。クルマ、バイクに関係あることも書いてくれるし。You made my day, Kunisawa-san!

  2. アミーゴ5号 より:

    東日本大震災の救済と復興支援活動以来、自衛隊は自衛隊さんと読んでおります。

    このようにリスク承知で国民の命を最優先した取り組みは、本当に素晴らしいと思います。

    国沢さんのお陰で、自衛隊さんの活躍内容を知ることができたけど、大マスコミは単純な事実だけしか報道しない。というか、できないんでしょうね、きっと。

    芸能人のどうでもいい浮気なんかは、根掘り葉掘り、あることないこと掘り下げるくせにサ。

  3. ひめ太郎 より:

    自信の知り得る狭い視野だけでその組織全体を批判する人が多いですからね、こうした積み重ねが真の評価となることを願います

  4. Phil. より:

    前向きな外務省員や自衛隊員に「うな丼」を奢ってあげたいですね

  5. ゆうきち より:

    ジブチ大使は元海上自衛官だった方みたいですね

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