スーパー耐久、最終戦はマツダ3や新型タイプRがデビュー! 86とBRZのバトルも激化!
久しぶりにスーパー耐久の取材です。天気も良く鈴鹿は大賑わい。とりあえず注目の車種など。今回デビュー戦となるのが2.2リッターディーゼルを搭載したマツダ3。そのまんまのボディで出てくるのかと思いきや、カッコ良いオーバーフェンダー付き! なかなかやる気を感じます。ただ今回は走らせるだけで精一杯だったそうな。ミッションやドラシャも強化じゃ無くノーマル。
そいつにスリック履かせて縁石乗って空転した状態で着地なんぞしたものならドラシャ「ボキッ!」となること明々白々。したがってエンジンも完全ノーマル。予選走れず最後尾スタートになった。冬の間に熟成や対策を行い、本来のポテンシャルを発揮するのは来年になります。丸本社長や茂籠さんなど来ており意欲的。やっとマツダのモータースポーツ魂が戻ってきた感じ。
今シーズンの見所になっているのが86とBZRに激しい戦い。モリゾウさんに挑戦状を叩き付けられたスバルは逃げることもできずチャレンジとなった。面白いのは86がトヨタ製1400ccターボ(ターボ係数を掛けると2400cc)でBZRは水平対向2400ccのNAを使っていること。全然違うエンジンながら、予選でほとんど同じタイムを出している。負けられない戦いです(笑)。
ホンダの社員チームは新型タイプRをデビューさせた。コチラはノーマル状態で強化ドラシャなど採用しているため、限りなく市販車に近いクルマで出ている。ホンダアクセス自慢の三角空力デバイスは採用されておらず。新型タイプR、素性がいいらしく予選は3000ccターボ搭載のフェアレディZと互角のタイムを出してきた。やっぱり新型タイプRのポテンシャルって高い!
新型Zもカーボンニュートラル燃料を使う『ST-Q』クラスに出場している。ただトヨタやスバル、マツダ、ホンダ有志で立ち上げた交流会(S耐ワイガヤ倶楽部)への出席を拒否しているという。この件、次の記事でレポートしようと思う。せっかく自動車メーカーが集まって次世代のパワーユニットを考えているのだから、日産も仲間に入ったらいいのに。グプタさんに直訴か?
圧倒的な人気だったのがモリゾウさんの水素エンジンカローラ。スタートグリッドに出てくると人だかり。ポールポジション取ったクルマより凄い! しかもカメラ構えてるの、観客じゃ無く関係者だけですから。一般入場者も入れる状況になったらお祭り騒ぎ。本来なら最終戦を液体水素で走らせる予定だったというが、もう少し熟成させたいということで来年に見送りとなったようだ。
液体水素で競技車両を走らせる技術レベルは高い。さてさて。スーパー耐久レース、門戸を広げているというから、電気自動車やその他のパワーユニットを使ったクルマが出てきてもいいと思う。やはり新しい技術は競技で鍛えるのが最も早いし、伸びしろも大きい。私もMIRAIか電気自動車で参戦してみたくなりました。といってもお金無いので無理ですけど。泣。
<おすすめ記事>
GR86の1.4L+ターボで2400㏄と、BRZのNA2400ccの対決を楽しみしているのですが、このBRZ・GR86の排気量が2000㏄のままだったら結果はどうなっていたのかなと思うところであります。
その時GR86はもうちょっと小さいエンジンにターボになるかもしれないワケですよね。。。
先代86・BRZで出てるチームがあったかな(^_^;