ダイハツ、地味に凄い!
ダイハツって地味に凄いメーカーだと思う。クルマ好きからすればこれといって尊敬される要素もなく、失礼ながら欲しいモデルだって無い。けれどキラリと光る存在感を”忘れた頃に”見せるのだ。14日に発表された燃料電池用の触媒は、何と白金を使わないのだという。ダイハツが発表した技術を使えば、白金と同等の性能をキープしながら白金の使用量をゼロに出来るというから驚く。何回も書いてきた通り、燃料電池って100g単位で白金を使います。それだけで40万円。いや、現在の価格はまぁいいと思う。白金より高い素材の方が多いですから。ただ埋蔵量に限りあるため、燃料電池が普及するつれ高騰すると言われていた。そんなこんなで白金不足は燃料電池普及の大きなハードルになっていた次第。白金を使わないでOKとなれば、燃料電池実用化のための大きな一歩となる。となるとお次は同じく白金を大量に使う(白金以外では十分な性能を引き出せない)ディーゼル車用の後処理装置だ。現在BIN5やポスト新長期に対応させようとすれば白金を10g以上使う。つまりディーゼル用の触媒、原材料だけで4万円を超えてしまうワケ。この分野でもダイハツは密かに違うタイプのディーゼル用排気ガス処理装置を開発しているというウワサ。そう遠くないウチ、発表されるんじゃなかろうか。
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