ダイハツ、4月下旬からフル生産に戻ったのに5月の登録台数は昨年5月の半分!

ダイハツの売れ行きが戻って来ない。工場稼働は4月中旬にコペンとタフトを残しほとんど再開されている(コペンも5月7日再開)。フル稼働に限りなく近づいている思う。ダイハツの主力であるタント兄弟の納期を見ると2ヶ月程度。実際、4ヶ月近く工場が止まっていたことなど考えると、バックオーダーそのものからして少ないような気がします。

また、4月下旬にフル稼働になったということで5月はそれなりの登録台数になるかと思ったら、2023年5月の登録台数の55.8%に留まっている。5月は連休で工場稼働日が少ないということもあるのだろうけれど、4月下旬から稼働再開していれば連休の影響も昨年と変わらないと思う。このあたり、6月の登録台数で状況が解ってくる?

とはいえ納期の短さを見ると昨年12月~今までの受注ペース自体、落ちているような気がする。生産中止期間の長さを考えたら、バックオーダーが4~5ヶ月分貯まっているハズなのに(このリンクは6月6日の納期情報です)。ちなみにタフトの生産再開は5月6日なので納期が1ヶ月くらい長くなって不思議じゃない。率直な印象として「売れてませんね」。

いろんな理由あるんだろう。タントは本来のフルモデルチェンジ時期を半年以上過ぎている。電気軽商用車も遅れている。昨年12月から3月一杯くらいまでディーラーは様々な対応に追われていたし、そもそもクルマを売るドコロじゃなかったかもしれない。そんなタイミングでデッキバン買ったのだけれど確かにディーラーはお客少なく空いてましたね。

今後ユーザーは戻ってくるのだろうか? 市場自体はダイハツにとって追い風だと思う。ベストセラーカーのN-BOXが失速しているし、スズキの主力スペーシアは走りの質感が大いに厳しい。クルマに詳しい人ならアウトレベルとか(私は未試乗です)。次期型タントや電気軽商用車が出てきたら大いに話題となるだろう。ただダイハツ、元気ないです。

元気のないメーカーのクルマって売れないものです。

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