ノアのユーザー車検をしました。走行2万1800km。少し手こずったものの総額4万1450円なり
私にとってユーザー車検は現場取材と同じ。常に新しい情報や傾向を確認出来ます。スケジュールさえ合えば可能な限り自分で車検場に行く。ということで今回はハイブリッド&OBD2を使うようになって初めてのユーザー車検だったりする。当日までの手順は従来通り。ネットで事前予約し、楽しみながら定期点検項目のチェック。車検場に行き書類作ってラインに並ぶだけ。
練馬の車検場に行くとけっこう混んでました。まず灯火類の確認をするのだけれど、この段階でOBD2のチェックが入る。といっても検査官がOBD2端子に検査機器を差し込みエラーを確認するだけ。確かに問題あれば全て解ります。若い検査官だったけれど、とても丁寧かつ明るく的確。いつも思うことながら、公務員の中で車検の検査官が一番好感持てる。全て問題なくクリア。
課題は排気ガス検査である。普通だとアイドリングしませんから。前出の検査官が車検用の操作(スタートボタン2度押ししたりNレンジにしてアクセル2回踏んだりする)を教えてくれる。上が検査モード。アイドリングします。この状態で検査ラインに入り、速度計、ブレーキ、パーキングブレーキのチェックを受けるのだけれど、なぜかパーキングブレーキが解除出来ず。
そこで一度リセットして通常モードでパーキングブレーキの検査を行う。続いて排気ガスチェックのためラインの検査官(先ほどと違うベテラン)に車検モードを聞くと、上手くいかない。こりゃダメだ、ってんで検査プローブを突っ込み通常モードでNレンジにしてアクセル踏む。こうするとエンジン掛かります。ノアはULEV(大気並みのクリーン度)のため余裕で合格。
ちなみに費用は自賠責保険1万7650円。代書屋さん1500円(自分で書いてもOK)。重量税2万円。検査手数料2300円の合計4万1450円。整備費用はオイル+オイルフィルター交換のみ。その他の油脂類は交換時期が長くそのまんで問題なし。ハイブリッドなので回生制動比率が多くブレーキパットは走行2万1800kmでバリ残り。タイヤはオールシーズンに交換して5000kmです。
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私もかれこれ30年以上ユーザー車検を利用しており、神奈川・足立・富山・練馬の4箇所に行きました。直近の8回ほどは練馬のみです。
車や車検の仕組みがある程度分かる人で、走行距離や経年による変化と劣化を目視と体感で確認しつつ、その都度適切なメンテナンスをしているならば、過走行車であっても問題なく検査は通ると思います。
ただ下回りだけはリフトアップしないと見ることが出来ないので、車検前にディーラーでオイル交換をし、その際にオイル滲みや漏れがないか、ドライブシャフトやラックブーツに亀裂が入っていないかを見てもらっています。
しかし、検査に落ちた経験が二度あります。一度目はかなり昔に光軸、二度目は今春受けた時にサイドスリップでした。
このサイドスリップはおそらく私のうっかり不注意によるもので、ライン入口のまだ検査機器が置かれていない、床に鉄板が敷かれている場所を通過する際に少しだけハンドルを動かしたためと思われます(サイドスリップはラインのもっと奥と勘違いしていました)。
全てのライン検査項目を終え、ライン出口のボックスにいる総合審査の係官に書類を出した時点でまさかの指摘が。「ハンドルを動かしました?」と聞かれ、何のことか分からずに「いえ動かしてないです」と答えたのですが、質問の意味が理解できていれば、もう一度ラインに並んでそこだけをチェックすれば大丈夫だったかもしれません。
やむなく近くのテスター屋さんで3,000円を支払って調整してもらい、再度ラインに。15時30分を過ぎ、かなり空いていたため、並んでいないコースの係官に事情を説明したらすぐに通してくれました。
しかし問題発生。帰路、ハンドルのセンターが20度位ずれていることに気づきましたがテスター屋さんはすでに閉店後。3日後に電話で相談したら無料で再調整してくれるとのことで再度出向きました。調整後にこの状態で検査に通りますかと聞いたら、1ミリ未満だから大丈夫とのことでした。
いい勉強になった出来事でした。
アイドリングストップ車は車検を受けにくいというのは、何だか面白いデスネ。
またOBD2検査も、異常確認だけなのですね。今はスマホで車両情報を読み込めるから、自分で確認しています。
先だってi-MiEVをユーザー車検した時は、排気ガス検査はスルーでした。EVだから当然なのですが、大きい車検項目が省略されるので、何だか不思議な気がしました、