プリウスの走行音は怪獣映画か?

モーター走行モードを持つクルマに走行音を出すことになり、早くもトヨタがプリウス用のシステムを8月30日より約2万円(装着工賃込み)で販売することになった。どんな音質なのか聞いてみたら「お化け屋敷の効果音か?」。プレスリリースに動画がアップされており、下をクリックすると聞けます。

・深夜聞いたら怖いぞおい!

速度を上げたり下げたりして「どろどろどろ」という効果音を混ぜれば、まさしく幽霊映画。ウルトラQの効果音としても使える? 私のプリウスにも走行音を加
えたいと思っているけれど、こらもう一瞬で「パス!」。ヤマハが開発に加わってるということを聞いていたので、も少しセンス良いと期待してました。

対照的なのが日産である。先日試乗したリーフの試作車に市販予定のシステムを装着してあった。どんな音なのか聞いてみたら、いわゆる正当派のインバータ音。電車の加速時の音をイメージしてもらえばいいと思う。結論から書くと「なかなか良いじゃないですか」。これなら全く抵抗無りません。

ちなみに日産はハリウッド映画の効果音作っている会社に走行音を依頼したというが、できあがってきたモノはイマイチだったそうな。そいつをゴミ箱に棄て、日産社内で開発した方を採用したとのこと(一部でハリウッド映画の効果音を使っている報道もあるけれど、プレスリリースの間違いです)。

ということでトヨタの効果音はあまりの評判の悪さに改良を余儀なくされると確信している。日産についちゃそのままクリアだと思う。三菱自動車がどう出るか、大いに楽しみでございます。こういった「自由課題の音」を作るときにメーカーのセンスが見えるから面白い。ホンダやマツダ、スバル、スズキは?

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4 Responses to “プリウスの走行音は怪獣映画か?”

  1. Tonpochi より:

    既に20万台以上販売されているプリウスのオーナーの何%がこの装置を取り付けるのか興味津津です。
    夜間はヘッドライトがあるので鳴らす必要ないと思うのですが、スイッチ切り忘れていて暗くなってもヘッドライトをなかなか点灯しないオーナーだったら困りますね。
    お年寄りとか、気の弱い方だとそのまま気絶しないでしょうか。(笑)
    いづれにせよ、義務化しない限りは殆ど取り付けないと思います。せめて効果音は複数用意して選択できるようにしないとだめでしょうね。

  2. 阪神ファン より:

    聞きました。パソコンスピーカーなので判断は難しいですが、確かに変だと思いました。なんか、壊れかけの車が異音を発しているみたいで、プリウスが安っぽく感じます。実際の音が気になります。音量でなく音質により感じ方が変わってくるので難しいですね。

  3. Tonpochi より:

    このVideoと同じような光景、毎朝見ています。私の通勤途中の小道の話ですが、OLと思われる2人組みが道路を歩いていてその後ろから普通の乗用車が近づいてきているのですが、話に夢中で車に全く気が付きません。(何で、こう毎日同じことするのやろうと不思議でしようがないのですが)
    後ろからクラクションを鳴らされてやっと避けます。
    この問題はHV者に限らず普通の車にも当てはまると思います。即ち、注意力散漫な状態の人は一般の車でも気が付かないということです。
    であれば、ドライバーが歩行者にクラクション以外にもっと優しく車の接近を伝える音を開発する方がよい気がします。例えば、「チリチリーン」と鳴らすボタンを付けるとか。

  4. TOS より:

    アルハイ(後期型)はまさしくヒュ〜ドロドロであります。初期型に乗っている時はそんな音しませんでしたが、今乗っているのはゆっくりモータ加速でヒュ〜と微妙にビブラートかかります!(モータ負荷の変化が音に出るのでしょうね)
    アルハイはエンジン停止時も比較的「うるさい」ので歩行者に気持ち悪い〜と思われたことはありません(ないと思う)が、乗っている本人が「気持ち悪い〜」です。
    そんな時にプリウスの疑似走行音を聞いたら、まったく同じです。トヨタではある意味真面目に本物と音を比較検討したのでしょうね。個人的にはヒュ〜よりはウィーンという音がいいなぁと思います。(わかりにくくてスミマセン)

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