ホンダEV
ホンダがEVの開発をしている、ということが大きなニュースになった。どうやら一般のメディアはEVの技術を「難易度高い」と考えているらしい。
「笑止!」であります。例えば燃料電池車FCXクラリティから燃料電池を取れば、高性能EVなのだから。ホンダがEVを作る気になれば、いとも容易く作れるだろう。
同じく「トヨタがEVを」みたいなニュースを見たら、もはや大笑いしていい。プリウスからエンジン取ると、すぐEVになる。というか、すでに82馬力のモーターを搭載しているので、こいつを110馬力とし、リチウムイオンバッテリーを24kWh搭載してやれば、日産リーフと同じようなEVになってしまう(バッテリー搭載位置は工夫必要)。
ハイブリッド車を販売してい
るメーカーにとっちゃEVなど簡単だし、最初からコスト的にも安く作れる。前出プリウスの82馬力モーター&インバーターなら、そのまんまヴィッツ級EVに転用可能。その場合、エンジンや冷却系など不要になるため、車両本体を120万円くらいで作れるだろう。日産リーフの半額ということです。
EV最大の技術的ハードルはバッテリーだ。ホンダならどこかのメーカーから買わなければならず、トヨタもサンヨー製を使うしかない。いずれも決して安くないと思う。
逆にバッテリーのメドさえ付けば、すぐにでも市販可能。ちなみにマツダとスズキはEVを作るとなると、ハードよりコストダウンに苦労するハズ。
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EVの開発は確かに簡単です。
高校生や大学生くらいで製作してレースに出てる車もゴマンとありますね。それらの人より遥かにノウハウあるメーカーがつくったら至極簡単にEVができるのは自明だと思います。
しかし、本当に使えるEVをつくるのはやはり技術的に難しいと考えていいと思います。
メーカーが発表したものもモータ効率が低かったり走行抵抗が大きくて電費が悪かったりと、個人的に誉められるようなEVはどこも完成できていません。
電池の置き方がミソだと思います。特許絡みなのですが。少なくともリーフのように専用設計シャシーがないと電池置き場に苦労する羽目になると思います。
個人的に、まともな電気自動車に必要な性能は、巡航時の駆動効率90%以上、Cd値0.22以下、タイヤの転がり抵抗係数0.008以下だと考えています。
今日のワールドビジネスサテライトの番組で電気自動車を生産するシムドライブの会社設立のニュースがありましたが、2013年に約150万円(電池除く)で年間10万台の量産目標だそうです。
電気自動車は、部品さえ集めれば出来るので他業種が参入しやすいそうです。
自動車メーカーと比較してコスト・衝突安全性だけを考えても難しいと思います。
原動機付き自転車程度しか作れないと思いますが、この会社大丈夫なのでしょうか。