マツダの背骨になるべく開発されたCX-60、8月は440台しか売れていない。もったいないです

「ラージ商品群」と呼ばれるCX-60はマツダの主力車種として開発された。ラージでマツダの収益の大半を上げるという狙いです。されど売れ行きは超厳しい。自販連のデータは50位まで掲載される。8月50位で440台。7月50位圏外のため台数出ず。6月の521台も5月の477台もかろうじて50位に入った感じ。そんなにダメなクルマだろうか? ダメな部分もあるけれど魅力だってあります。

インテリアが極上だ! このクラスの日本車としちゃ出色の出来。ボルボXC60とガチで戦えるレベルである。はたまた3.3リッターの直列6気筒ディーゼルときたら、2リッター4気筒ディーゼルと同等の燃費でいながら、圧倒的な上質感とパワーを持つ。それでいてリーズナブル。ストロングポイント、けっこう持ってます。なぜ売れないかと言えば、ブランドイメージないから。

多くの人はショッピングリストにCX-60を入れていない。そもそも高価格帯のマツダ車の市場がありません。マツダは「CX-80を出せば売れ行きは飛躍的に増える」と考えているようだけれど、売れるのは最初だけだと思う。これまた「良いクルマながら売れない」という流れ。マツダ、メディアからの評価を高める術は持っているが、ユーザーの人気を得るノウハウがない。残念です。

全日本ラリーのクロカンクラスにCX-5を走らせている。とっても速い。でもプロモーション戦略を全く持っていないため、目立たない。加えてドライバーのサービス精神皆無。全く愛想ありません。まぁ社員でプロじゃないから仕方ないかもしれないが、だったら教えないとならない。マツダ、モータースポーツに出てきてもグランドデザインないため、ブランドイメージ向上にならぬ。

北海道にも広報部員が来ていたけれど、モータースポーツやブランドを理解していないように思う。私がお金持ちで全日本のXCRクラスで勝とうと考えているのなら、モデル末期のCX-5じゃなくて瞬時も迷うことなくCX-60を使う。3.3リッターディーゼル、超パワフルなので2リッターのCX-5よりポテンシャルある。そして賑やかなドライバーを乗せる。自分がスポンサーであれば自分で乗る(笑)。

CX-60、きっちり仕上げたらCX-5より速いでしょ。というかそのための縦置きだ。加えて足回りが弱点と言われるCX-60を鍛えられるし、良い成績を残せばハンドリングの良さをストロングポイントにまで引き上げられます。競技をやるといろんなことを試す。きっと解決策が見つかることだろう。CX-80に頼るのもいいけれど、CX-60をもっと売る方法を考えた方がいいと思う。

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15 Responses to “マツダの背骨になるべく開発されたCX-60、8月は440台しか売れていない。もったいないです”

  1. カワセミ より:

    CX-60試乗しましたが、内装は素晴らしいですが、エクステリアは良いとは言えない。
    ネットで検索すると、怒涛の様に不具合情報が出てきます。昔のマツダ車を思い出してしまいます。
    相当に頑張って不具合を減らさないと売れないと思います。

  2. デミ夫 より:

    マツダユーザーですがマツダ=高級車じゃ無いと想います。

    ロッテリアマークのディラー真似て黒ディラ―展開してますが真似た所で中身は以来のまま。

    見てくれも良いですが中身の問題
    乗り心地の改善、異音の問題、運転支援システムのアップグレード等そちらを優先すべきでは。

  3. 漆原渉 より:

    CX-8が月1000台近くコンスタントに売れ続けていたのに勿体ない事です。
    CX-60が売れないのは3.3Dだから税金とかで候補に上がらないのでは?
    2.2Dで購入しやすいイメージが無いと。

  4. スコップくん より:

     発売当初の売れ行きは決して悪くなかったはずで、現在の低迷は出来の悪さが広まったからだと思われます。
     主にサスペンションとトランスミッションが問題のようですが、決して時間が足りなくての適合不足なのではなく、そもそもの素性が悪いと思われるので、思い切ってコンベンショナルなもの(普通のマルチリンク、トルコン付)に変更すれば、売れ行きも徐々に回復するのではないかと思われます。
     そのためには一度ついた不評を払しょくするという意味で車名を変えないとだめかも。CX-60AとかCX-61とか

  5. マツダ≠モータースポーツ より:

    高価格車≠高級車なのに、直6エンジン搭載の高価格車を出し続ければいずれブランドイメージが確立されて高級車メーカーになれると考えているのでしょうか。
    マツダのイメージはあくまで安物車メーカーであり
    高級車メーカーと考えている人はほぼ居ないと思います。
    悲願達成の前に単独メーカーとしては立ち行かなくなり吸収されてしまう未来が待ち構えている気がします。

  6. CX30 オーナー より:

    CX60 が売れない理由は明らかです。 
    1・デザインがいまいち。(飽きもある) 
    デザインがいまいちのわりに室内が狭い 
    2・不具合が多い。(未完成車の販売) 
    3 ・MRCC が他社より劣る。 
    4・割安感を感じない。(CX5 みたいに) 
    5 ・でかい。 
    6 ・税金が高い。補助金がない。 
    7 ・ディーゼルのすす問題
    。(ディーラーがすす取りをやらない。)

  7. natumenatuki より:

    CX-60は町で見かけるようになりました。マツダの狙いどうりFFベースのsuvと違って、おっと、思わせるような存在感が有りますね。(素人目にはBMWやベンツと見分けがつかない良い出来と思います。)
    但し戦略では損をしてますね。(ロレックスそっくりの時計は、だれも買いませんもね!)

  8. アクシオム より:

    本日CX-5ユーザーにつき、マツダの販売店に及ばれしてCX-80実車見てきました。
    写真ほど大きくもなく、胴長ダックスフンドでもなく、取り回しは良さそうなクルマでしたね。3列シートは前後方向にけっこうキチキチですが、まぁCX-8より室内高が高くはなっているので、まあ閉所感はなくいけるかな。
    欲を言えば、SUVスタイルでもリアサイドドアがやたら長くなっているので、ミニバンのようにスライドドアじゃないと狭い場所での開閉はつらそうですね。
    魂動デザインの渋くてエモーショナルなデザインキャラクターはさておいて、もう少しパッケージをユーティリティーや広さに配慮して欲しいですね。
    展示車はPHEVですが、これはスカイアクティブXと同じ運命で廃れるでしょうね。どうせガソリンモデルを入れるなら、北米仕様にある3.3リッターガソリンターボマイルドハイブリッドの方がよかった気がします。

  9. Akira より:

    不具合等の問題もありますが、一番の敗因はエクステリアデザインだと思います。
    全体のプロポーションもさることながら顔の肝であるヘッドライトはもう少し何とかならなかったのかなぁ。
    そしてサイドの大きく湾曲したえぐれ。
    この車に中途半端な躍動感は不要でしょう。
    あのえぐれにより本来この車に必要などっしり感というか重厚感が損なわれていると思います。
    せっかくの6気筒エンジンがほんと勿体ないですね。

    マツダもそろそろ魂動デザインから脱却して四角い車も作ってみれば?
    このコスパでセンチュリーSUVやレンジローバーのようなデザインであれば確実に売れるでしょう。

    蛇足ですが、6月に発表されたグランデパンダ。
    実にカッコいい!
    ネッでの評判も頗る高いですね。
    デミオが途中で路線変更せずに正常進化を続けていたならば、多分このようなデザインになっていたんじゃないでしょうかね。

  10. 猫まんま より:

    思うところを色々と。
    ①一番不評の原因は未完成車同然で販売したところ。
    煤の問題、足回りの問題など、最近ではご自慢?のトルコンレス8ATの不具合←かなり問題が出ているようですね。これだけ不具合連発してるのはある意味凄い。
    ②売れ筋のディーゼルは3.3Lで税金が高い、廉価版で2.2Lディーゼルあれば良いかも?
    ③これも大きいかと思うけどいい加減デザインが飽きられている。
    ④日本市場には大きすぎる。マイホームの人はどうにかなるけどアパート住まいの人は駐車場の制約も大きいかと。
    ⑤試乗して思ったけど大きさの割に狭い、広いのが良い人はアルファードとかで選択肢に入らないと思います。

    まあマツダ程度の弱小メーカーの300万円オーバーの車種が月に500台程度売れるのはある意味成功してるとも言えるのではないでしょうか?
    スズキなんて200万円超えたらさっぱり売れなくなるんですから。2代目3代目が一杯走っていたスイフトスポーツなんて4代目以降はさっぱり見なくなりました。ディーラーの営業が「スズキは何を考えてるんだ、200万円超えたら売れるわけがない」と言ってました。
    あとマツダにブランドイメージが無く自称高級車メーカーですから普通の人は300万円以上出すならハリアーとか買いますよね。結局のところ身の程を知れということですね。
    どうのこうの言ってもレクサスは一杯走ってますね。LBXなんて売れるのかと思ってたら意外とよく見かけます。

    でも最大の原因はネットとかでやたらとべた褒めはするけど実際には買わないマツダ信者の存在が一番問題なのではないでしょうか?スカイアクティブXもそうだったけど結局全く売れませんからね。買いもしない信者が褒めてそれを鵜吞みにした技術者が天狗になってユーザー無視したことばかりするから今の状態になってるんじゃないかと思います。

  11. 太郎 より:

    目標設定の勘違いと発売してはいけない開発途上の発売ではないでしょうか?
    日経ビジネスの池田直渡さんのコーナーで
    開発メンバーがこれがマツダの走りだと強調されたことがあります。
    プレミアムニアにあの乗り心地はBMWであればMシリーズだけで許されるものでしょう。驕りかもしれません。
    それは発売に踏み切ったのも同じ、毛籠新社長は何を焦ったのでしょうか。

  12. diesel mania より:

    mazdaは過去3台所有して嫌いではないけれど 一枚目の画像はどう見てもフロントピラーに突っ込まれたようにしか見えません
    毎日がっかりしそうでご高説の通りリストに登ることが絶対ない造形です
    残念

  13. ロードスターで人生が豊かになったおじさん より:

    デミオ→アクセラ→ロードスターと乗り継いだ私ですが、値段が下がらないと次マツダ買うのは難しいです。

    ロードスターの裸価格が240万だった時代ですから、仮にCX60を頑張って狙うなら400万程度でしょうか。

    北海道の田舎に住む私。ガソリンスタンドが急激に減ってきている昨今、大事をとってディーゼルを買うなら600万程度必要ですから、やはり難しいですな。

  14. 新井雅司 より:

    こんにちは。

    国沢様からのマツダへの
    エール

    とても嬉しいです。

    見た目は個人で好き嫌い
    ありますが
    私は好き。

    数回試乗しましたが
    人も荷物も積める
    ロードスターって感じ。

    運転席では
    とても面白いです。

    確かにラリーで
    CX-60をアピールするのは
    良いですよね。

    異音対策して
    売れて欲しいです。

  15. トヨタ車ユーザー より:

    CX-60を売るには、ユーザーより先にディーラーとマツダ自身が「高い物を売る」意識づけが必要だったのでは?
    価格.comではやっぱり不具合情報が多くあり、お店の不甲斐ない対応や(マツダ車なんだから許して~と言わんばかりの)、対策部品の乱発と混乱が目に付きます。すでに中古車市場に多く出ていることから、あきらめちゃったひともいるんでしょう。
    CX-60/80を見ていると、CX-5/8の後釜を作りたかったのか一クラス上を作りたかったのかはっきりしません。CX-5/8はいずれフェイドアウトさせるというんだったらもう少しスペース効率を高めるべきだろうし、上級移行するなら内装は良いとしてFRシャシーと直6エンジンにクレームがつかないようにするべきだった。
    メディアはその場限りでのお付き合いのためパーッと「発表会にお金」を掛ければいいんですが、ユーザーは年単位でのお付き合いになるので「マツダのディーラーはトリセツにあるのにディーゼルエンジンのメンテ(煤の洗浄)をやってくれないんだよ」なんて評判が出ているうちはCXシリーズの拡販は難しいと思います。

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