マツダの3300ccディーゼルターボはショッパイ231馬力。BMWやメルセデスは330馬力超なのに!

CX-60に搭載される3300ccの直列6気筒ディーゼルターボは231馬力/500Nmというスペック。BMWやボルボといった欧州勢のディーゼルを見ると2000ccで190馬力/400Nmというのがスタンダード。同じ3000cc直6のBMWは340馬力/700Nm。メルセデスも330馬力/700Nmというスペック。300ccも大きい排気量ながら231馬力/500Nmはショッパイ感じ。

そんなことからマツダに直列6気筒に失望したという人はけっこう多いようだ。確かに280馬力/600Nmくらいあってもおかしくない気がします。ただマツダ嫌いだと思われている私ながらそう考えない。むしろ「そうでなくちゃ!」。なぜか? 厳しいユーロ7や次期CAFEをクリアしようとしたら、排気ガスのクリーンさや燃費の良さが重要になってくる。

BMWやメルセデスの6気筒、どちらもクリアしようと考えていないと考えます。ユーロ7でいえば、どんなアクセルの踏み方をしても、冷えた状態でも、逆に気温50度に達するような状態でも排気ガスは大気よりクリーンじゃなくちゃダメ。ディーゼルで大きな出力を出そうとすれば、より多い軽油を燃焼させなければならない。当然ながら排気ガスのクリーン度は落ちます。

実際、ディーゼルに乗っているなら冷間時に始動した直後のニオイをチェックして欲しい。強くないものの明らかに解る。30秒すれば無臭になりますが。ユーロ7だと始動直後すら許されないのだった。アクセル全開時はユーロ6だとテストモードから外れるため対象外になるが、ユーロ7だと規制の対象になります。これまたBMWやメルセデスの6気筒だと難しい。

燃費も同じ。次世代のCAFEをクリアしようとしたら、欧州は最低でマイルドハイブリッドを組み合わせないとダメ。もっといえば、ハイブリッド用のガソリンエンジンが出力より熱効率を追求しているのと同じくディーゼルだって熱効率重視になる。ユーロ7や次世代CAFE、おそらく2025~2026年に発効されるんじゃなかろうか。この時点で欧州勢は絶版を余儀なくされます。

厳しい規制下で生き延びられるスペックを持たせようとしている。シビックに搭載された新世代のハイブリッド用パワーユニットと同じく、マツダの3300ccディーゼルもSDGsなのだった。生き延びることこそ最優先。パワーについちゃ「可能な限り」です。そう考えたら欧州勢のディーゼルが次々と消えて行く中、生き延びられるし、スペックだって十分だと私は考える。

 

 

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