マツダ最新情報

ここにきてマツダの動きが活発になってきている。いくつか紹介したい。まず新型車。フランクフルトショーでフルにスカイアクティブコンセプトを取り入れた『CX-5』を発表するというのは既報通り。マツダ社内では『バージョン6』と呼ばれているらしい。ちなみにバージョン1は『ZoomZoom』の1号車です。

CX-5情報(米誌)

興味深いことにスカイアクティブ搭載のデミオはZoomZoomとフルスカイアクティブの中間にある『バージョン5,5』だという。残念ながらこのジャンル、国内では相当素晴らしい性能を持っていない限り、エクストレイルの牙城を崩せないだろう。日本で売れるスカイアクティブ、やっぱしデミオ級を持ってベストかと思う。

トヨタのシステムを使うハイブリッドが開発の最盛期を迎えているようだ。アメリカで撮られているスクープ写真見ると、テス
ト車種にアテンザを使っている。2リッターのスカイアクティブを組み合わせているため、やっぱりアテンザ級になってしまうのだろう。何でも書いてきた通り、このクラスのハイブリッド需要は少ない。

Dセグメント、メーカーからすれば高い価格を付けられる感じがして魅力的なのだろうけれど、
市場は小さい。ここにホンダや日産や前回のモーターショーに出展されていたモデルからすればスバルや、マツダまでもハイブリッドを出してくるとなると、もはや少ないお客さんの奪い合いになること必至。

どうしてライバルがシボレー・ボルトしかいないプリウスクラスのハイブリッドを出してこな
いのだろうか? 何度も書いてきた通り正面突破しか考えられない経営陣の問題だと思う。ここはサイドチェンジし、新しい攻め方を考えたらいいのに。スズキのハイブリッドのみ小さいけれど、自社だけでのコストダウンは難しい?

マツダ情報だった。デミオベースの電気自動車の試作車を7月25日
に広島県でお披露目しており、8月1日の新宮島水族館の開業イベントで走らせている。モード走行可能距離200kmはリーフと同等。2012年からリース販売するというので、ホンダやトヨタと同じ時期のスタートになるようだ。

以上、やるべきことはやっている。それがビジネスに結びつくかど
うかとなると「少し明後日の方向か?」。アメリカでも話題性ある割に伸び悩んでます。スカイアクティブとトヨタ式ハイブリッドという素晴らしいアイテムを持っているのだから、若干軌道修正し、上手に活かせばきっと良い方向を向くことが出来るかと。

・ECOカーアジアは『VWの意欲作 Up! デビュー

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7 Responses to “マツダ最新情報”

  1. 那須与一 より:

    ディーゼルを導入して燃費が20㎞以上!
    そして価格も250万!でないと、エクスの牙城は厳しいですよね〜。
    売り方間違えると、フォレを同じ運命に??まあレガシィも含めて、外国向けなんでしょうけど。
    それにしても今日、アウトバック見ましたが、「巨大!」としか表現出来ません。あれでは日本の林道は無理。やっぱり海外向けなのですね(涙)

  2. tonpochi より:

    SKYACTIV-Gデミオ試乗しました。広さについてはVitzと変わらない感じがしました。でも狭い。
    走行して見ると結構静かです。FITで気になったタイヤのロードノイズ、デミオでは気にならなかったです。
    しかし、信号停車の時エンジンがストップしません。「あれ、エンジン止まらないですね。」営業マン「エアコン点いてたから。」次は、エアコン切って停車。またまた「エンジン止まらないですね。」「ブレーキもう少し強く踏んで貰えますか?」もう少し強く踏むと「あっ止まった」でもその瞬間信号機は青に。「マツダの場合、完全に停止した状態にならないと止まらないんです。」「Vitzと似てますね。」「えっ、トヨタさんはうちの技術使ってますから。」
    i-stopの技術、ちょっと厳しい感じがします。普通に走った場合、HONDAに比べてエンジンが止まっている時間が明らかに短いです。
    営業マンのかたが、「この車フィットHVと燃費が一緒で値段は20万円安いんですよ。」と得意げに言うので、「じゃ、何で100%減税になっていないんですか?」に対して「何でなんでしょうね。」といった返答。
    あと、HIDオプションがないとかパッケージングにやや魅力が欠けます。早くバージョン6を出して貰いたいです。
    それから、年内にSKYACTIV-Gを搭載したアクセラが発表されるとも言ってましたが、一般の人は多少燃費がいいからと言ってもそれだけでは魅力を感じないのではないでしょうか?
    排気量が大きい車では、車を選択する理由の中の燃費の順位はだんだん低くなります。エンジンだけを載せ替えるマツダのやりかたに疑問を感じます。

  3. マーブル より:

    ローカルニュースなどで3年ほど前に水素ロータリーの特集がありましたが電気自動車の話題は'90年代にロードスターをベースにした以来しばらく耳にしていませんでした。ところが、先月 中国新聞の朝刊にデミオベースのEVが載ってたので驚きました。
    国沢さんがおっしゃられる通り
    最量販モデルのアクセラに搭載しないと意味がないと思いますが、もしかするとハイブリットシステムの供給数に限りがあるのかもしれません。

  4. さね より:

    マツダ頑張ってほしいです。スカイエンジンは賛否両論みたいですけど。 難しくて素人にはわかりません、理論はどーでもよくて結果として燃費どーなんでしょ?意外に悪いとかいいとか意見多々ありますが、燃費がいいにこしたことないので、燃費向上のシステムとして歓迎ですよね。走り始めたばかりだし。頑張ってほしいです。いいパートナー見つかるといいですよね。デミオ…ワゴン出してもらえませんかね?前にもいいましたけど。ハイブリッドもEVに投資もいいんですが、ボディバリエーションにも投資してほしいです。マツダに限らず。

  5. かず より:

    なんの因果か、トヨタとフォードがハイブリッド技術の更なる提携を、発表しましたね。
    特段マツダとフォードを維持し続けて、トヨタとも協力とかでは駄目だったのでしょうか?
    シナジー効果が大きく得られる様なと言うか、コスト抑えれる様な気が…f(^_^;

  6. Tomo より:

    マツダには友人も多いので
    ちょっとひいき目もあるのですが、、、
    僕もスカイアクティブのデミオ試乗しましたけど、
    逆にすごいなと思いました。
    試乗の前に、レンタカーでマイチャン前のデミオを
    三日間乗り、山道での走りの良さをちょっとびっくりしていたのですが、
    スカイアクティブのデミオの走り
    もっとよくなっている。
    FDの最終型も所有しており
    マツダの走りのよさはわかっているつみりでしたが、
    ちょっと欲しいなと思わすものがありました。
    フルスカイアクティブのCX-5
    どんな感じになるんでしょうかね。
    秋発売のスカイアクティブのアクセラ
    も早く試乗してみたいです。
    価格次第では、こちらもヒットするのではと思っています。
    (ハイブリットより25〜30万くらい安いとですが)
    ただこの会社、技術力はあるけど、
    パッケージングがおもいっきり下手。
    (ランティスなどがいい例でしょうか)
    ほんと少し目線を変えて頑張って欲しいものです。

  7. マーブル より:

    昨日、RX-8 の生産終了報道がありマツダが否定されましたが、今朝の中国新聞の朝刊に国内販売とオーストラリアや中国などへの輸出は継続するという記事が載ってました。
    一応、ウェブにもあります。
    新型REはスカイアクティブ次第とはいえ国内に新たに導入される燃費基準を考えると難しいのかもしれませんね。

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