メルセデスベンツ不正の前にBMWも「カタログ表記の訂正」を公表していた。他のブランドは?

カタログと実際に販売されているクルマの仕様違いはメルセデスベンツ以外も出てくる可能性あると書いたけれど、すでにBMWが詳細をリリースしていた。内容を見ると大半は単純なミスのように思える。輸入車の場合、カタログの装備や内容と、実際の仕様の違いはある程度仕方ないこと。「これはアカンでしょうね」と考える問題は以下の2点くらいかと。

BMWがリリースしたカタログ表記の訂正

一つ目は「X6の一部のモデルについて、高速道路渋滞時ハンズ・オフ・アシスト機能が搭載される旨、プレスリリースやカタログ、装備・価格表及び電子メールによるダイレクトメールに記載していた。2019年12月23日から2021年2月23日まで販売していた当該車種について、発注ミスにより、当該機能が搭載されていなかった」。これは期間の長さを含め悪質。

二つ目は「2022年5月までの期間、Mスポーツ・ブレーキが搭載される旨装備・価格表に記載していた。製造元(弊社の親会社)の仕様変更により、当該機能は2021年10月登録の車両から非装備となった」。これまたカッコ良くペイントされたキャリパーが付いてくると思っていた人に取っちゃアカン。ただ後から交換すれば対応出来るような気がします。

X6の試乗レポート

全部で19件の訂正を発表している。ちなみに記載しても有効じゃ無いけれど、カタログに「実際の装備と違うことがあります」とあるし、そもそも営業担当が説明すれば些細なことはユーザーだって気にしない。セクハラと同じようなもので、やっちゃいけないけれど、アウトかセーフかは被害者が決めること。BMWは説明してお客も納得しているのだろう。

メルセデスベンツの場合、お客が納得しなかった。というか、丁寧な説明を怠ったんだと思う。加えてメルセデスベンツのユーザー層はお金持ちだし社会的に地位のある人も多い。怒らせたら訴訟したり関係者に「何とかして欲しい!」という強いリクエストも出せる。日産東京のように怒ったユーザーはいるけれど、下々のモノだと訴訟のハードルは高いです。

カタログ表記の訂正をするインポーターが続くか?

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One Response to “メルセデスベンツ不正の前にBMWも「カタログ表記の訂正」を公表していた。他のブランドは?”

  1. すぎや〜 より:

    コロナ禍のときは、主に欧州車でサイレント装備変更がありましたね〜
    ルノー・キャプチャーを購入しようと思っていたのですが、ボーズスピーカーがなくなり、リヤシートをトランク側から倒せる機構がなくなりました。
    カタログは確認していないので、変更されていたかは不明です。
    電動格納ミラーについては、手動ミラーで出荷されて部品到着次第、電動ドアミラーに変更されると聞いてました。

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