ヨーロッパ、電気自動車普及前のワンポイントリリーフとしてフルハイブリッドがドド~ンと来る!

カーボンフリーに向け邁進しているように見えるヨーロッパで少しばかり興味深い動きが出ている。フルハイブリッドの大幅見直しです。2030~2040年のエンジン搭載車全廃についちゃ全く動じていない。計画見直しの気配無し。ただ「現在」と「カーボンフリー」を繋ぐためのパワーユニットが必要なんじゃないか、ということになり始めたようだ。確かに!

あと10~20年すれば電気自動車もモノになることだろう。けれど今日と明日のパワーユニットをどうするって話です。何度も書いてきた通り2021年CAFEすら相当厳しい。大半の自動車メーカーは既存のエンジン搭載車に電気自動車を混ぜ込んでいくことで規制をクリアしようとしている。けれど思ったより電気自動車の普及が進んでいないのであります。

確かに「タクシーをどうするのよ?」みたいなことになると、電気自動車は時期尚早。かといってある程度キャビンスペース持つ燃費良いクルマとなれば、もうフルハイブリッドしかない。さらに耐久性ある優れた燃費を実現し、コストも安いフルハイブリッドとなれば、もはやトヨタしかない! そんなことでヨーロッパ、突如トヨタが高く評価され始めた。

電気自動車の時代を迎える直前の今後10~15年はフルハイブリッドが絶大な売れ行きを示す可能性が出てきた。トヨタはもちろん、その流れを受けるマツダ2などまで売れるんじゃなかろうか。まぁ冷静になって考えてみたら「繋ぎ」は絶対に必要。全てのトヨタ製ハイブリッドが人気になり、作れるだけ売れるという状況になるかもしれない。スゴイね!

そんなフルハイブリッドの「プチバブル」に参戦してくるのが日産だ。ミドルクラスのeパワーと組み合わされる発電用エンジンの簡単なスペックを発表した。それによれば157馬力を発生する可変圧縮比の1500ccターボだという。ヨーロッパでは180km/hくらいまでの巡航が要求される。そいつを満足させようとすれば157馬力くらい必要と言うことなんだろう。

トヨタのEV、デザインはコレで間違いなし

また、トヨタは着々と電気自動車の開発も進めているようで、早ければ来年にもトヨタ初の量販電気自動車をリリースするとヨーロッパで話題になってます。電池はRAV4 PHVに使われている(若干スペック違う)パナソニックのリチウムイオンか? 最初から価格と航続距離で手強いライバルと戦えるスペックを持たせてくると言う。トヨタと日産以外も頑張って欲しい!

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