中国、電気自動車の墓場が話題になっているけれど、日本に影響ある? そもそも実態は誰も解らない

中国で大量の電気自動車が廃棄されているニュースが度々出てくる。大量のクルマの写真を掲載し「売れないクルマを作った」「補助金を貰って捨てた」「クルマをどうするのか? 環境破壊だ」という論調になり「中国てんでダメ」という結論に持っていくのが報道のステレオタイプ。本当かどうかについちゃ判断することは難しい。というのも記事の信憑性に疑問あるからだ。例えばこの記事など見ると、使っている写真が驚くほど古い

2019年 写真/張洋

大熊猫という写真が出てくるのだけれど、これって2019年のニュースの写真が出た時に拡散された時のもの。大熊猫は捨てたようだけれど、そもそも捨ててあるのかそうじゃないのか判別しにくい。下はホンダが大量のリコールを出した際、埼玉県内の空き地をジェイドやフィットなどで埋め尽くした。このいった写真を撮って勝手な内容を付ければ面白おかしい記事になってしまう。中国の自動車の墓場、実情はよく解らないです。

ちなみに大熊猫は旧世代の電池を使ったレベルの低い電気自動車で粗製濫造されたもの。文字通り使い物にならないゴミ。廃棄されたと考えていいだろう。こう書くと「クルマは自然に戻らない。環境破壊だ」と憤る向きもあるかもしれないが、日本全国、こういったクルマを積み上げたまんまにしている場所はいくらでもあります。なかでも離島に行くと「リサイクル料はどうなってる?」と思う。皆さん見ないようにしているだけ。

さらに中国は国土が広いため、何でも捨てたり埋めたりする。西安から西へ行くと、使っていない広大な土地が続く。そこに捨てているだけ。山盛りにして土をかけたらピラミッドだ(笑)。日本だって燃えないゴミは埋め立てに使っていることを書かない。東京湾奥なんか江戸時代からずっと埋め立ててきた。夢の島だって下はゴミです。もっといえば、中国でクルマの墓場を作ったって日本人には影響なし。中国を下に見て満足するだけの報道かと。

我が国は中国のダメなところじゃなく、進んだところを参考にした方がいいと思う。昨日も書いた通り交通違反はAIが管理している。見逃さないからみんな信号や一時停止を守る。ひいては安全性を向上させます。取り締まり、日本の駐車違反のように民間に投げているため、警察の工数を必要としない。それこそ電動キックボードや自転車の違反なんか後部ナンバーを義務化し、危険な箇所に監視カメラを設置しどんどん取り締まったらいい。

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3 Responses to “中国、電気自動車の墓場が話題になっているけれど、日本に影響ある? そもそも実態は誰も解らない”

  1. natumenatuki より:

    中国ダメですの人達は、井の中の蛙大海を知らずですね。
    20世紀が、アメリカの世紀なら、21世紀は、中国の世紀でしょうね。それから、目と、耳をふさぎたいのでしょう。
    別件ですが、その、『健康オタク』は、想像を絶する国です。
    昔、それはそれは優しい中国語の先生に、ポテトチップスを、あげたら
    高温の油は、発がん性物質だと、激怒(げきど)されました。
    それが、「中国人」です。
    処理水も、(魚の乱獲防止)が、狙いなら、岸田さんに、あっぱれ!を、あげましょう。

  2. トヨタ車ユーザー より:

    実態は分からない。
    しかし、写真を見る限り使われていないBEVが並んでいてもったいないなあとは思います。でも、電池を再利用のために抜かれていたら「あら、ちゃんとやってるじゃないの」になります。
    が、事故った新幹線を埋めちゃったときはビックリしましたね。
    人口より多い戸数のタワマン造ったり、国土の広い国は、いいと思っていたけど、最近はよくわかりません。

  3. タブーに切り込め! より:

    ・我が国では「左巻きな人権派弁護士や活動家」などが出てきて「監視社会ガー」と必ず大騒ぎする。
    残念ながら人権蹂躙国家の中国のようには簡単にできないのも一因かと。
    「中国の進んだところ」って、そんな「やばさ」と表裏一体のものが多い。
    民主主義の先進国においては、中国のようなモラルの欠如した犯罪的なアプローチや研究は許されない。
    以下の見出し記事にも、そんな中国の「やばさ」の一端がうかがえる。
    カメラ設置するにしても、ハイクビジョンやダーファ・テクノロジーは避けるべし!!!

    ・英、政府庁舎への中国製カメラ設置禁止 安全保障上の懸念で
    https://jp.reuters.com/article/britain-china-idJPKBN2SE1NI

    ・政府公用車から中国のスパイ装置が発見される、英国
    https://ameblo.jp/sunmirror22000/entry-12783776149.html

    ・Ankerの家電ブランド「Eufy」がプライバシーに関する約束をウェブページからこっそり削除、勝手に監視カメラ映像をアップロードしていた問題発覚の直後
    https://gigazine.net/news/20221219-anker-eufy-delete-camera-privacy/

    ・Ankerの「Eufy」がプライバシー問題で謝罪声明を発表するも「論点があっていないテンプレ回答」と批判されてしまう
    https://gigazine.net/news/20221220-anker-eufy-security-camera-statement/

    ・中国から輸入したアイロンに無線LAN経由でスパム攻撃をするチップが発見される
    https://gigazine.net/news/20131029-spam-chips-hidden-in-iron/

    ・気球から監視カメラまで…中国製品に仕込まれた“バックドア” どんな情報を抜き出しているのか
    https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/333321?display=1

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