検察は左足ブレーキを「適切な操作でない!」。認められれば『安全運転義務違反』になるということ

ブレーキを右足で踏むか左足で踏むかは自由である。多くの人が初めて乗るだろう”自動車”であるゴーカートは左足でブレーキを踏む。左右で違う目的の操作をすることって自然。じゃなんで右足でブレーキを踏むことになったかといえば超簡単。マニュアルミッション車は左足でクラッチを踏みながら停車するため、右足でブレーキ踏むしかないからだ。

左足ブレーキ否定派は不器用なんだと思う

つまり右足でブレーキ踏む方が複雑な運転方法ということになる。右利き至上主義者に多い左足ブレーキ否定派は「ブレーキ踏力のコントロールガー」などというけれど、グーフィースタンスの人なら左足の方が得意だろうし、私のような右利きでも競技の時は左足ブレーキでABS無しだってロック寸前の微妙なコントロール出来る。慣れです。

私は通常右足ブレーキながら競技や段差を乗り越える際、左足ブレーキ使う

もっといえば、左足ブレーキと右足ブレーキの「アクセル離してからブレーキ掛けるまでのタイムラグ」を計ってみたらいい。100%左足ブレーキの方が速い。左足ブレーキ否定派はそれでも納得しない。「両方踏んだら危険でしょ!」です。今やブレーキとアクセル両方踏んだらブレーキがオーバーライドされる。安全運転義務違反とされる理由なんかありません。

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昨年大阪の生野区で横断歩道(車両側は赤)にタクシーが突っ込み7名死傷(2名死亡)という痛ましい事故となった。認知症ということらしい。赤信号を認知出来ないという典型的な事故パターンである。この手の事故を防ぐには、国交省が強硬に反対している「赤信号で減速させる」とか「ブレーキ制御する」を認可するしかない。技術的には現時点で問題なし。

なのに検察側は「最も初歩的かつ重大な注意義務であるブレーキ操作を適切に行っておらず過失は重大。右足でアクセルペダルを、左足でブレーキペダルを踏むという通常とは異なる方法を取り、適切な事故防止にも努めていなかった」と見当違いなことを主張して厳罰を求めた。これが認められれば「左足ブレーキは安全運転義務違反」とされる。

何より「右足でブレーキ踏むことで認知症の事故を防ぐことが出来る」というのなら、検察官のアタマの中はパラダイスだ。ブレーキは右足でも左足でも、慣れている方で踏めばいい。そいつが事故の原因になることなどあり得ません。検察官が本心で事故を無くしたいなら「赤信号で減速することを許さないことに問題がある」と主張して頂きたい。

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8 Responses to “検察は左足ブレーキを「適切な操作でない!」。認められれば『安全運転義務違反』になるということ”

  1. しんぶんし より:

    ありがとうございます。
    検察もグルってことですね。

  2. 天秤君 より:

    こんにちは。左足ブレーキ大賛成です。なれると、アクセルとブレーキの微妙なバランスの調整がやりやすく、運転がスムーズになります。反対する人は、マニュアルのクラッチ操作から切り替えたときのカックンブレーキになる印象が強いのかと思います。正直、簡単になれますし、左足ブレーキの方が自然だなと思えます。
    ただ、今は右足ブレーキです。それはペダル配置が、ある意味正当で左足ブレーキがしづらいから。以前乗っていた三菱の車は、オフセットが大きく、逆に右足でブレーキがつらかった。結果、左足ブレーキにしたところスムーズでした。今の右足ブレーキと比較しても、細かい調整は左足ブレーキの方が上でした。
    正直、アクセルペダルはオフセットしてない方が楽なので、なるべく正当配置でブレーキを大きくしてどちらでも扱えるようにしてくれたら良いのにと思います。

  3. トヨタ車ユーザー より:

    私は、ブレーキをどちらの足で踏んでもよいと考えています。
    モータースポーツ経験者(60歳手前)から聞いたのは、日常使いの左足ブレーキと、飛ばしているとき・競技中とかサーキット走行中の左足ブレーキは目的が違うよと言う話で、どちらかができたからといって、もう一方もできるという事にならない…と言いたかったのかと。
    日常で左足ブレーキは、信号や交差点に向かってスムーズに同乗者に不安なく運転するため。飛ばしているときの左足ブレーキは、とっさのアンダーを消したりエンジン回転数を保ちながら前輪に荷重をため。まあ、スムーズにと言えばスムーズにですが、速く走れることが主目的。ゴーカートはこちらが主目的で日常使いの議論のときに例に出すのはちょっと難しいかと。

    左足・右足、それぞれどちらでブレーキ踏んだ方がいいという方々にはそのままやってもらえればよく、安全でスムーズであることが目的、どちらの足を使うかは手段であるので目的を達成できればどちらでもよく、どっちを認めろとか、なぜ議論をする必要があるのかと思います。

  4. 宇野耕太郎 より:

    机上と後席しか縁のない方が多数を占める検察の柔軟性のない視野が狭い判断ですね
    私の場合は、常に左足ブレーキで40年以上経過します
    最もその動機は「ターボのタービンの高回転を維持したい」との不純な考えからでしたが、現在でも子供の飛び出し等有りそうな道路では左足をブレーキペダルに触れそうな位置にスタンバイ、絶対安全です。

  5. beart より:

    もし被告がマックス・フェルスタッペンやルイス・ハミルトンであっても
    「右足でアクセルペダルを、左足でブレーキペダルを踏むという通常とは異なる方法を取り、適切な事故防止にも努めていなかった」
    とか言い出すんでしょうか?検察は

  6. 西府 章 より:

    わかりきったことだが、ブレーキを踏む動作とクラッチを踏む動作はまったく違う。ブレーキを左足で踏むときは、左足のかかとを床につけ、左足の親指あたりでかるくブレーキを触る程度で、トヨタの電動ブレーキなら、十分に効く。ブレーキをかける時、左足で動くのは、くるぶしから先あたりだけ。かかとは床から離れない。技術とも言えないこんな動作を知らない人が、左足ブレーキの反対論者だろう。
    免許更新時の高齢者実地試験で、段差の乗り上げがあるのだが、移動距離最短だと褒められた。

  7. 小金井市 より:

    運転免許歴40年、内30年左足ブレーキです。慣れです。

  8. zentu より:

    少し例が違いますが、
    ギヤ付きオートバイとスクーターで左手の動かし方をみると、クラッチレバーだったりかたやリヤブレーキだったりしますが緊急時も間違いなく使い分けできてるのは慣れなんでしょうね

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