何と! 農水省によれば小麦の在庫はわずか70日! 海外での船積み状況は平時と全く違います
大いに心配です。農水省は「食料品は十分な供給量を確保」というコメントを出したけれど数字見て「大丈夫か?」と強く感じた。というのも、お米の在庫は190日分。小麦が70日分しかないという。農水省は「十分」と考えているようだけれど、とんでもない! 小麦の主要調達先はアメリカやカナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど。これらの国、全て行動制限掛かってる。
日本で言えば自粛呼びかけだけで自動車のパーツすら流通しなくなる。当然ながら海外向けの輸出も休止中。アメリカやオーストラリアで小麦輸出作業だけ例外になっている、なんてことはありえない。マリーントラフィックを見ていると、先週あたりからアメリカ発の日本行き貨物船がガックリ減ってきた。ゼロにこそならないだろうけれど、平常時から大きく減ること間違いなし。
小麦が減ったらお米の需要増す。農水省は伝統的に脳天気のため190日の在庫あると言うが、小麦の需要分を受け止めたら秋の収穫期まで持つワケない。本来ならいち早く国内の生産者に対し「120日程度で収穫出来る芋など作付けをお願いします」といった要請を出すべきなのに、現状、手つかず。無くなるのが予想出来れば皆さん買い溜めをする。ヘタしたらずっと在庫不足になります。
新型コロナ禍から回復しつつある中国も、とりあえず自国の巨大な胃袋を満たすための生産が精一杯になることだろう。温暖な気候であれば3~4ヶ月くらいで収穫出来るようになるけれど、そもそも中国は食料の輸出国ではない。トウモロコシや大豆など大量に輸入しているほど。中国の食料輸入が増えたら、日本とバッティングするため、確実に競り負ける分も出てくる。
はたまた砂漠トビバッタの大群がパキスタンまで来ている。中国、過去にも砂漠トビバッタで決定的な飢饉に見舞われた。農作物を食べてしまう。こんなのにやられたら、やはり中国は完全に食糧不足になることだろう。とにかく日本がやるべきことは可及的速やかな食料生産だ。私も練馬で芋を植えようと思ったが、おそらく食料難になったら盗まれちゃう。
新型コロナに掛かかることと同じくらい食料難は怖い。古今東西、空腹って人を変えますから。そうならないよう、農水省は早急な対策をしなければならないが、水面下で動いているだろうか? 運良くダメージ少なく新型コロナ禍をかわせたら、自動車メーカーに代表される大手企業にスマート農業をやってもらい食糧自給率を上げる政策を打つべき。頼むよ官僚の皆さん~。
ちなみに今日明日に焦って買い溜めする必要はないと思う。ネットで買ってもよし、数日すれば一般の皆さんは買い溜めに飽きるので、その時にどうぞ。すぐに物資が無くなる、ということにはなりません。とにかく焦って列に並ぶ羽目になったら、もはや情けない。修行が足りない! サバイバル能力無し! さりげなく&カッコよく生きたい。
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