国交省、ボールを警察に投げた。年内にハンドル無しの自動運転車を認可へ。残るは守れない道交法
国交省は年内にハンドル無しの自動運転車を認めるという。当然ながら運転できないため、運転の主体は人間でなく機械&システムということになる。我が国の法律は悪いことをした”人間”を特定して罰するということになっている。事故が起きたら誰かを罪人としてピックアップしなければならない。それには「誰が悪いのか」を決めることが必要になってくる。
例えば現在横断歩道にいる自転車を認知した際、バスは基本的に停止して譲る。バスの運転手さんに聞くと、会社から止まるように指示されるそうな。乗用車だと半々といったあたりか。で、止まる義務があるかといえば「無い」。いや、自転車から完全に降りて押している状態なら歩行者のため優先される。されどまたがった状態の自転車は軽車両であり譲るのは任意。
ところが自転車に乗っている皆さんは歩行者と同じく優先されると思っているらしく、車道に飛び出してくることもある。自動運転だと道交法を守ればいい。自転車に道を譲る必要なし。もちろん積極的に「止まらない」という判断などしない。危険だと判断されれば停止する。けれど停車できないタイミングで飛び出してきた自転車であれば衝突することだってあるだろう。
その場合、現状だと「クルマも悪い」ということになる。警察、なぜかクルマが動いている状態は全てクルマ側にも責任があるという判断をする。信号待ちで停車しているときに追突されれば10対0ながら、右折のためノロノロ進んでいるときに追突されると追突された側にも責任があると言う。自転車とクルマの事故だとクルマが動いていたらクルマの方が責任重い。
自動運転の事故でそんな判断をされたらおかしい。道交法では自動車に優先権あり、飛び出す方が悪い。100歩譲って飛び出す方が責任少ないなら当たり屋も成立してしまう。現状そうです。このあたりの判断、国交省は「認可する」ということで警察に投げた。国交省が認可した自動運転車が走り出すということである。警察、事故などの対応を早急に煮詰めなければならない。
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