大坂なおみ選手の対応、イレギュラーなことでした。記者会見は関係無かったです
『オーバードライブ』という人気俳優を使ったのに大ハズレしたラリー映画があった。最初からヒジョウに厳しい状況だったらしく、映画館に行くと観客が数人だったみたいな話は当たり前。お客1人で上映した、ということすら珍しくなかったようだ。当然ながら1人も入らなかったことだってあったろう。新型コロナなど関係無かった頃の話です。
私は飛行機の中で見たのだけれど面白い面白くない以前に「ありえない!」と思った。ドライバーの性格設定があまりに悪かったからである。メディアに対する対応なんか酷いモノ。チームに対する態度だって酷い。あんな性格のドライバーなんか誰も使わないと思う。だってイメージダウンですから。ラリーに限らずモータースポーツという競技、ファンあってこそ。
WRCのオジエやF1のフェルスタッペンは速い! 彼らがメディアを全く無視したり、インタビューに答えなかったらどうか? おそらくチームはスポンサーとの兼ね合いで「しっかり対応してね」というリクエストを出すと思う。逆にWRCやF1を全く知らなかったり、ドライバーに対し悪意を持った質問をするメディアがあったら、最初から記者会見に呼ばない。
もっと言えば、WRCやF1のトップドライバーになる人達は自覚を持っている。WRCはSSゴール地点にインタビュアーが居て、時として厳しい質問をします。大きなミスなどした時に辛辣なことを聞くと答えないことだってある。でも見てる方は「そらそうだろうな」と納得する。答えないことだってインタビューだ。でも「写すな!」と拒絶ドライバーって今まで見たことない。
大坂なおみ選手が属すテニス界の記者会見はじっくり見たこと無いけれど、そもそもルールとして「記者会見を受けること」になっているそうな。競技にとってルールは絶対的なもの。競技というのは人間にとって必要不可欠なモノじゃなく文化。出る出ないは自由だ。それを守りたくなければ出なければ良い。有名テニス選手のコメントを見ると、皆さん「気持ちは解るがルール」。
テニスという文化がどういう判断をするか予想出来ないけれど、競技という大ワクで考えたら大坂選手は厳しい。このままだとグランドスラムからエントリーを拒否されることだろう。大坂選手のファンからすれば「けしからん!」になると思うけれど、それがルール。イヤなら「インタビュー無しでもいいですよ」と言ってくれる大会に出ればいいだけです。
追記・1日未明に大坂選手自ら今大会を棄権し「うつ」に悩んできたとカミングアウトしたら周囲の状況は一変した。「インタビューに出る出ない」をテーマにしていた議論も意味無かった、ということです。状況良くなれば復帰すればいい。ただ基本的には無理しない方がいいと思う。前述の通り自分のリクエストを聞いてくれる大会だけ選んで出るのも手だ。
個人的に新しい知見だったのはメンタルに問題あってもテニスの国際大会で勝てるほど身体のコンディションが良いケースもあるということ。メンタルで悩むと普通なら身体的な症状も伴います。今後、専門家の意見発信に注目してみたい。
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