強い閉塞感漂う

付加価値が大きい高額の乗用車を買っているユーザー層は、基本的に30歳代中頃以上である。もっと正確に言えば40歳代中頃以上か。その年代層の余裕が少
なくなってきた。子供いれば驚くほどお金掛かるし、給料だって上がらない。一方、物価は上がり、我が国の先行きときたら明るい話題を探せず。クルマの技術
革新も数年前から踊り場というイメージ。総合的に表現すると「強い閉塞感漂う」となります。若い世代を中心に「人間何もしないのがECO」みたいな意見す
ら出てきた。これじゃクルマなど売れるワケ無い。今の状況がいつまで続くだろうか? 私は「長くて4年。短ければ2年」だと予想している。2年すると様々
な分野で現在開発中の次世代技術がデビューしてくる。新しい技術の特長は、多少のガマンや初期投資を必要とするも、極端にエネルギー効率が良かったり、エ
ネルギーを自己調達出来たりするという共通点を持つ。民間企業が「5%や10%の効率向上を目差した地道な改良」でなく、「50%の向上を目差した抜本的
な対策」を行っているのだ。4年後に売られているクルマの半分以上が、実用燃費で15km/Lをクリアしていると思います。当然ながら乗り換え需要も多数
発生するだろう。太陽光発電パネルの普及も始まっているハズ。ただ「頑張っている人」と「何もしないのがECO」と開き直っている人との格差はさらに開く
ことを覚悟しなくちゃならない。

<おすすめ記事>

3 Responses to “強い閉塞感漂う”

  1. ベトナム大好き より:

    参考になるブログ有難うございます。
    TBさせていただきました。

  2. 太陽光発電の現状

    太陽光発電に期待をかけて

  3. アマチュア商品企画部員 より:

    いつもブログを拝見させていただいています。とても勉強になっています。ありがとうございます。
    私は近年の日本車は日本のユーザーのためでなく、数が多く売れる北米や新興国などのユーザーの趣向に沿った車になってしまったように感じていまして、少々残念に思っていました。(メインマーケット中心に商品企画するのは商売だから当然ですが)
    しかし昨今のガソリン価格の高騰や環境問題の深刻化によって急進した代替エネルギー技術や省燃費技術は、全世界に必要な技術だと思いますが、特に資源の無い日本にとって重要だと感じています。
    久々に日本の自動車メーカーが日本の弱点を克服するための開発をしてくれているようで嬉しく思っています。
    これで5ナンバーサイズ(特に車幅)で質感の高い車にこれらの技術が搭載されれば、最高なんですが・・・

このページの先頭へ