新型車、高額グレードしか作らないようになってきた。実質的な値上げが始まりましたね!

説明するまでもなく半導体に代表される部品不足のため生産可能台数が減少。人気の新型車だと納期1年以上は当たり前。モデル末期になっても納期半年以上という車種まで出てきた。こうなると自動車メーカーとしちゃ「生産出来ないのなら付加価値の高いグレードに注力しよう」ということなんだと思う。最近の流れを見ると実質的な大幅値上げが普通になってきた感じ。

ハリアーのPHEVが追加された、と思ったら620万円の一本勝負。フル装備車しか設定されず。「400万円台からラインナップされているRAV4 PHVと価格差がありますね」感じたけれど、年次変更を受けたRAV4 PHVも563万円のZグレードからになってしまった。新型車の中には上級グレードしか受注していないケースも出ている。売れればビジネスとしちゃ正しいです。

一方、新車供給不足や円安により日本の中古車価格にお買い得感が出て中古車輸出も旺盛になり、買い取り業者の相場も高値のまんま。当然ながらコンディションのよい中古車相場は高止まり中。自動車業界、事実上のインフレと言える状況になりつつある。それでもクルマ需要は旺盛。我が国の実態経済は大手メディアが「厳しい」と騒ぐより悪くないのかもしれません。

気になるのが新車の供給不足、いつまで続くだろう? 半導体不足は2024年くらいまでになんとかなると関係者の皆さん言う。台湾のTMSCが熊本に大規模の半導体工場を作り2024年にも生産を始めるし、現在供給不足になっている部品や素材は2年もすれば代替不足なども手当出来るようになる。だったら2025年くらいから納期も短縮されるかとなれば、怪しいらしい。

2025年になると2030年の二酸化炭素46%減を受けた燃費規制など目の前にチラ付くようになり、販売台数の大半がハイブリッド車になるだろう。こらもう世界的な規模です。世界の自動車メーカーで信頼性と耐久性のあるハイブリッド車を作れるのは日本だけ。その日本も、遠からずハイブリッド車まで販売できなることを考えたら生産ラインの増強も出来ない。

2025年に於ける日本市場は90%以上がハイブリッド車になると思う。いや、すでに日産は軽自動車を除けば90%以上がハイブリッドと電気自動車。トヨタも半分ハイブリッドだ。おそらくハイブリッド用の部品が供給出来なくなると考えます。想像していなかったようなことが起きるかもsれない、ということ。つまり「クルマ買うなら今のうちに!」ってことです。

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5 Responses to “新型車、高額グレードしか作らないようになってきた。実質的な値上げが始まりましたね!”

  1. Rotarycoupe より:

    そうですよね。
    納期が短い不人気車へ流れるかと思っていましたが、皆さん欲しい車を辛抱強く待っています。いつの間にか日本のモータリゼーションも成熟していたみたいです。

    代替が進まないから中古車も発生せず相場は高止まり。自動ブレーキで事故車も減少傾向。水没車だけが順調に発生していますが、廃車されて海外で再生がお決まりコース。クルマが安くなる要因は何ひとつ見つかりません。

  2. アミーゴ5号 より:

    軽自動車メーカーのスズキとダイハツに、ただただエールをおくります!!!

  3. CX-60 より:

    車の実質的な値上げ、納期半年当たり前、となれば車は買いにくくなるので、いまみたいに「収入UPがあったから買おうか」ということにはなりずらい、長い目で見れば。
    引っ越しや家を買うのと同じように計画的になり、場合によっては、もう一度車検を通そうとなるかもしれない。いまは車歴13年くらいで廃車になるパターンが多いらしいですが、これから伸びてくるのでしょう。ロシアのほうが高く買ってくれるかも!しれませんが、手放す人が減れば在庫も減ります。
    生産台数が減って、インセンティブも減って儲けが増えたのだから、そちらが正しい姿なのかもしれません。
    これから買おうとしている車が、純ガソリン車ならそれこそ大急ぎ、これから増えていくxEVなら注文を入れてのんびり待ちます。待っている間にもう1回ボーナス時期が来るかもしれませんし。

  4. z151 サンバー愛好者 より:

    うちのサンバー入院していましたが、プラグ&コードやイグニッションコイルではなく、ECUの故障でした。
    車齢19年目にして認知症になった訳です。
    中古リビルドECUに交換(新品は生産中止の為手に入らない)これエンジン始動時燃料ポンプを動かすのですが、始動シーケンス途中でECUが燃料カットしていた模様。
    自己診断キットに繋いでも「正常」と回答。
    そりゃ認知症認定だわ。
    でもクルマなのでECU取り換えると認知症治ります。
    エンジン積み替えとか絡んだら新車購入かと覚悟を決め掛けていましたが、工賃込みで3万円程の出費で済みました。

    サンバーダメだったら次何に乗るのか?
    軍資金にも限りがあり、あんまり長納期のものも現実的でない。
    もう店は畳んでしまったので商用車でなくてよい。
    入れ替え視野にカーシェアを色々なメーカーに渡って乗りました。
    今借りている駐車場が実質軽か小型車しか入庫できず、しかし屋根付き・相場の半額なので、出物が有ったらN-BOXだったかも。
    元ディーラーマンとして割と「蛇の道はヘビ」を知っているので第2候補はジムニーも視野に入っていました。
    一応アトレーも見たけど、足元の狭さ(運転席・助手席)に閉口。
    ダイハツのポジションがしっくりしない(ポジションフェチじゃないけれど、落ち着かない)のはいただけない。
    傾向はロッキー(ライズ)やトール(タンク)も同様。

    軍資金貯めることができそうなので、駐車場探しも含めてわがまま通るなら(奇跡が重なるようなことがあれば)GRヤリス最後のロットに間に合わせたいところ。
    シャッター付きの物件探しながら今はお金貯めます。

  5. にんにん より:

    そうなんだ!。やっぱり早くRAV4PHVの安いGモデルを買っておいてよかったですよ。

    ちなみに、私はその車を優れたエコカーとして買ったつもりなのですが・・。

    その本質は、真のSUV(そのSがスペースではなくスポーツ)であったことで・・。

    私の孫はいつも「高齢者マークを貼って運転する車じゃないよ」といいます。

    運転免許証を返還しろと言われないだけマシですが・・。閑話休題。

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