日産完全復活へ

日産キマしたね! というより「本来の姿」を取り戻しつつある。今年のモータースポーツの参戦計画を見て「う〜ん!」。日産というメーカー、ホンダ以上に「勝負」を好む。財政的に厳しい時でもゴーンさんを説得し国内のGT500を止めなかった。レース用4,5リッターV8エンジンの供給だって続けてましたから。

今年は市販GT-Rベースの『GT300』まで出てくる。このところGT300クラスもレース専用車ばかり。スバルBRZだって外観が市販車に似ているだけで、エンジンやシャシは別モノ。そもそもこのGT-R、FIAの『GT3』クラスに参戦するためのモデルで、基本的に誰でも購入出来るレーシングカーだ。

・昨年から販売してるGT-R RCは2079万円

あれほど市販車ベースのGT-Rでレースに出ることを嫌がっていたのに、どうしちゃったんだろうか? 純レーシングカーであるBRZよりGT-Rが速ければ驚く。高い戦闘力が確認出来れば、ニュル24時間なんかにもGT-Rで参戦しようというチームは出てくるハズ。というか世界規模で暴れ回る可能性出てきた。 

GT-Rだけじゃない。ルマン24HレースのLMP2クラスは出走18台のウチ、11台に日産の4,5リッターが搭載される。もちろん日産ワークスエンジン(ニスモチューン)を搭載したモデルをルマン24で走らせるという。今年のルマン24、トヨタと童夢だけでなく日産も話題を提供してくれることだろう。

日産のモータースポーツ参戦計画

さらにオーストラリアで人気の『V8スーパーカー選手権』の参戦まで発表。このカテゴリー、現在ワークスはGM(ホールデン)とフォードだけ。そいつに日産が殴り込むという。2013年から参戦となっているけれど、年内に先行デビューすると思われる。オーストラリアでも日産は存在感をアピールします。

この他、まだ発表されていないけれど、中国でもモータースポーツのサポートを行う可能性大。日産の場合、市販車ベースで参戦するカテゴリーが多い。21世紀
のモータースポーツは市販車ベースだと思う。そういった意味からすれば、トヨタより上手なお金の使い方かもしれません。

・ECOカーアジアは「ガソリン値上がり間違いなし

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6 Responses to “日産完全復活へ”

  1. 真鍋清 より:

    発売間近の最新型シーマには参ってしまった!
    いかに素性が良いからと言って、エンジンはフーガハイブリッドそのまま、結局ただのフーガのロングホイールベースじゃないか(´・ω・`)
    発売前に噂された「5.0リッターV8のハイブリッド版を搭載し、JC-08燃費でレクサスLS600hを圧倒する」情報がガセに過ぎず、日産も歴史的財産と言っていい「シーマ」という記号をいかに軽んじているかが伺えてその覇気のなさといい、経営センスの欠如といい日産の抱える問題は未だ進行中とさえ思えるのだ。
    国沢さんもシーマ関連の記事で声を大にして訴えましょう―「V8ハイブリッドなしにはシーマの真の復活はない」と!!

  2. 白木 晴幸 より:

    ガソリンの先物相場は実物が有ってないような虚空の取引みたいなモノです。〝状況先行で実態は後から追髄いする〟みたいな…。
    『架空の予想が先行する』コトもある。
    しかし今回のイスラエルによるイラン空爆説はかなり信憑性が高く、ガソリン価格の高騰は覚悟しなければならないでしよう。
    となれば、レギュラーでリッター170円代??
    こういう時に限って日本の外交は脆弱!!

  3. 白木 晴幸 より:

    悲しいかな、ここにきてイランの「核濃縮技術が急拡大した」というニュースが飛び込んできました。
    こうなると、イスラエルによる「イランの核実験施設への空爆『4月説』」がいよいよ現実味を増してきます。アメリカは本音を言えばイランに核兵器を持たせたくない。しかしオバマ政権には世界に影響力を与えるだけの〝力量〟はない。
    やはり石油価格の上昇は避けられないですが、さて上げ幅がどの程度になるのか?日本ではレギュラーでリッター170円越えになるのでしょうか?

  4. オロネロ より:

    国沢さんの言われている「レースに出場してパフォーマンスを見せ付けることで、ブランド力をあげる」
    ということですね?
    私はレースには興味がありませんが、良いことだと思います。
    今までの日本メーカーの姿勢が守りに入りすぎて、ヨーロッパのメーカーしか活躍していなかったのではないでしょうか?
    加えて、レース=文化を理解していない、売る(儲ける)ことしか考えていない、という悪いイメージも払拭していけるのでしょう。
    もちろんすぐには無理でしょうが。
    国際企業として、さまざまな国・地域で商売するのなら、
    商品としての魅力(価格も含め)と、そのメーカーのイメージやブランド力が大事になってくると思います。
    これはマツダこそが、やるべきことのように思います。
    厳しい状況ではありますが。
    ただの車作る企業としてのマツダより、スポーツカーのイメージとしてのマツダのほうが生き残れるような気がします。

  5. さね より:

    日産かつてはハコスカを初にスカイライン、ブルバード、サニー、Zでいろんなレースで大暴れしたらしいですね。 嬉しいんですけど、もう日本市場の車はなんとなくかつての技術の純日本車!て感じじゃないし当たり外れが凄いし、OEMメーカーて感じだし… ベンツとも仲良くなって世界ではいいんでないでしょうか。 マツダより金に余裕あるし日本ブランドイメージを高めてほしいです。そう考えると金のことはおいといて世界でのマツダのブランドイメージはますます痛いなぁ。ロータリーに変わるスカイアクティブテクノロジーの力をレースでも見せてほしい。けどもうレースで勝てる技術力もノウハウなどないのかも知れませんね。そう考えると日産は凄いですね。

  6. 那須与一 より:

    JUKE-Rが中東で、並み居るスーパーカーよりダントツで速い草レースを見たときは、F40を負かすGT-Rを思い出して、久々に日本の強さでドキドキしました。
    市販車のフィードバックって、日本より海外の方がウケがいいってのは、ランエボを見るとよくわかります。
    だからリーフの有名人CM洗脳もイメージにはサイコーですよね。

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