昨年6月発売のRAV4 PHV、今だ受注再開出来ず。パナソニック、あかんか?

昨年6月の受注開始直後に電池の供給が間に合わないということでオーダーストップになってしまったRAV4 PHVながら、未だにそのまんまになってます。関係者によればパナソニック、トヨタの販売目標台数を聞き「そんなに売れるものならいくらでも作ってやる(笑)」くらいの態度だったらしい。そんなに売れるモンなら売ってみろ、という態度だったそうな。

フタを開けてみたら良品の歩留まり悪く、カンペキな供給不足になってしまった。未だに受注再開出来ないことを考えると、てんでダメな状況なんだと思う。トバッチリを受けたのは兄弟関係の電池を使うホンダeとMX-30 EV。日本で1000台というホンダeですら、バックオーダーを解消しきれていない。MX-30EVなんかさらに電池が厳しく今年の販売台数500台だという!

パナソニック、太陽光電池の生産からも撤退するという。中華パネルにコストで全く勝てないためだ。太陽光電池と言えば日本が先行していた技術。ホンダなんかも価格競争力を失い、とっくに撤退してしまった。当時、ホンダの太陽光発電を買おうとして見積もりを取ってみたけれど、すでに競争相手より高くて断念せざるを得なかったほど。太陽光発電パネル生産、日本は厳しいかも。

2050年のカーボンフリーに向け太陽光発電パネルは需要急上昇すると思うが、日本勢はダメなんだろうか? よく「電気自動車用の電池を作るのにも二酸化炭素を出す」みたいなトンチンカン黄昏野郎もいるけれど、太陽光発電で作った電力を使えば良い。こう書くと「太陽光発電パネルを作るにも二酸化炭素‥‥」。これまた太陽光発電で作った電力使えばよい。

自動車メーカー以外の大手企業、国際競争力が低すぎる。いや、自動車メーカーすら夢を失いつつあり、大企業病に掛かってしまっている。大手メディアも大企業病で、日曜日のTVを見ていたら「日本の貿易相手は今やアメリカじゃなく東南アジア。アメリカのプライオリティは低い」と著名なコメンテーターが啓蒙しようとしていた。日本の収益構造解ってない?

今や貿易なんか二の次。国内の生産コストが高いことと、日本の製品を低い関税で輸入してくれる国は少ないからだ。海外に進出した工場で製品を作ってその国で販売し、そこで得た利益を貿易外収支として日本に還流させているのが我が国です。といった観点からすれば、アメリカ頼みです。パナソニックなどが海外工場を閉めたら(太陽光パネルはマレーシア工場を閉める)オシマイ。

結果的に我が国を支えているのは高い技術力を持つ中小企業だ。中小企業が安価で高性能の太陽光発電パネルを作ったりしてくれないものだろうか? トヨタは国内雇用を考えてパナソニックに電池作りをさせているけれど、ホンキで国内生産を考えるなら足を引っ張ってるパナソニック以外のベンチャーを探し、そこに投資した方がいいかもしれません。

 

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