暑い中、皆さんのクルマは快調ですか?
酷暑続く中、関東の高速道路状況を見ていると、日中を中心に常時10台前後の故障車が表示されている(なぜか工事の車線規制もメチャ多い)。普段の平日の2倍以上です。全て調べたワケじゃないけれど、暑さ起因のトラブルも多いんじゃなかろうか。クソ暑い中のエンコ、もう最悪だし熱中症の危険性だってあるから心配。いくつかの傾向と対策を考えてみたいと思う。
まず皆さんイメージするのはエンジンのオーバーヒートだろうけれど、30年くらい前からラジエター容量を含めた冷却性能は相当な余裕を持たせている。ウォーターポンプの故障や、クーラント不足(これは要確認)、ラジエターに泥が詰まっている(深い水たまりを走った後は要確認)といった特殊な状況じゃない限り心配無い。日本車って路上気温50度くらいまで平気です。
高速道路で心配なのはタイヤ。空気圧が高い方向なら大きな問題無いけれど、低いとタイヤのサイドウォールやトレッド面が変形発熱し、ヒートチャンクというトレッド面の剥がれ等に起因するバーストを起こす。ブランドタイヤは相当のタフさを確保出来ているが、新興国製の低コストタイヤだと不安出てくる。ラリー取材で夏の中国に行った時もヒートチャンク多かったです。
渋滞路で心配なのがエアコンによるバッテリー上がり。バッテリーは温度上がると充電効率悪くなる。バッテリートラブルは冬に出るモノだと思われているけれど、酷暑こそ厳しい。中でも渋滞時にアイドリングでファン速度を上げていると厳しい電力事情になってしまう。新型車なら問題無いが、古いクルマだとバッテリーだけでなく充電系統も少しばかり心配だ。
エアコンを入れているのに暑い! という人は、この機会にエアコンガスのチェックをしてみたらいかがか。ディーラーでも整備工場でも、大きなサービスステーションのあるスタンドでもOK。本来の性能あれば、外気温40度でも室内は最適の温度になる。10年くらいノーメインテナンスだと相当の確率でエアコンガス不足の可能性大。エアコン入れて熱中証になったら本末転倒です。
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