東京はワースト1

道路整備の話になると、地方に住んでいる人は「東京と違って道が整備されていない。急病の時にガマンしろと言うのか!」みたいなことを言う。果たして東京に住んでいると、急病の際、すぐ医者に診て貰えるものなんだろうか? 消防庁の興味深いデータがある。
      

119番通報から病院搬送までの平均時間を示したもので、東京は47都道府県中、何番目だと思うだろうか? ワースト3を挙げると、最も面積の大きい県である岩手が3番目の35,1分。意外にも2位は埼玉県の35,6分。最悪なの、東国原知事が嘆く宮崎か広い北海道か?

何と! 2位を10分近く引き離して東京なのだ。理由はいくつかある。人口が集中している割に、病院数が少なく受け入れてくれない。救急車は到着するも、病院に向けて出発できないワケ。運良く受け入れ病院が見つかっても、少し離れていれば交通渋滞で時間掛かります。


本人は解りやすいことに弱いため「広い道路作れ!」になりがち。国交省関係は自動車という「打ち出の小槌」を持っているため、ムダ使いが平気で出来てしま
う。一方、厚労省関係は「今までムダ使いばかりしていた」という点じゃ同じながら、入ってくるお金が徐々に絞られてきてしまった。

そんなこんなで事故に遭った時や急病になった時は、運とコネ次第。出来れば懇意な病院を作っておき、何かあったら受け入れてくれるような体勢にしておくことをすすめておく。なんだか「地獄の沙汰も金次第」みたいな国になってきた感じ。

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2 Responses to “東京はワースト1”

  1. タケゾウ より:

    秋田県の農村部に住んでますが、数年前に建て替えたばかりの地域総合病院が、医師不足のため縮小·閉鎖されるとの話が出ています。
    いままで市街地の便利のよい場所にあったのに、反対を押しきって市が山の上に移転を強行。病人は坂道を登れず悪戦苦闘。
    案の定、坂の下にはバイパス作って某大手スーパーが用地を確保という、典型的なディベロッパー主導の計画でした。
    しかし、肝心の医師がいないんじゃ、これからどうするつもりなのか。医療の世界は訳のわからんことが多いです。

  2. momo より:

    人口集中を緩和した方がいいんじゃないでしょうか?
    首都機能、官公庁、本社企業、大学ともう少し日本全国にばらければ違ってくるように思います。

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