次は輸入車を買う?
こんなことじゃイケないのだけれど、最近「日本に於ける輸入車の記事」は人気無いため、発表会や試乗会も時間のあるときしか出席していない。乗りたいクルマはエンジン誌の試乗会で乗れるし。まぁ熱烈な輸入車好きの同業者が頑張っているのでいいかと。そんな中、新型VWパサー
トのカタログを見て驚いた。
ボディサイズとしちゃレガシィ級である。搭載されるエンジンは、アイドルストップ付きの1,4リッターターボ。こいつに7速DSGを組み合わせ、10・15モード燃費18、4km/Lときた。輸入車のモード燃費、日本車より実燃費に近い。スペックを見ながら
「ホントはスバルが作らなくちゃならんクルマですね」。
決定的なのが価格。フル安全装置(サイドカーテンエアバッグから後席フォースリミッターベルトまで)やアルミホイール。革巻きハンドルなど全て標準で324万円! 未試乗ながらVW車全て共通して乗り心地の質感や走る楽しさなど日本車を圧倒している。きっと乗ったら「う〜ん!」と感心することだろう。
依然として「環境問題って何?」みたいな輸入車も少なくないけれど、VWのように世界中で日本車と戦っているメーカーもある。「走る楽しさ」を基本として持っているため、ECOになって価格もお手毎になると相当魅力的。パサートバリアントなんかレガシィの乗り換え候補として大いにアリだと考えます。
先日試乗したフィアットのツインエアも素晴らしいエンジンだった。日本車が「楽しさ」を失いつつある昨今、ECOと楽しさの両立狙う輸入車も見直すべきなのかもしれない。新型パサートの試乗会に行かなくちゃなりません(と思ったら、けっこう立て込んでる今週でした。木曜日か金曜日あたりに行けるか?)。
・ECOカーアジアは「電欠の決定的な対応策?」
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新型VWパサート、1.4Lの直噴ターボで122ps―全長4.8m弱のボディに1.4Lというのが何ともクレバーで知的だし、これを見て次期日産ティアナの1.2L過給器+ハイブリッド(エンジン/モーター断絶機構付き)が待ち遠しくなってしまった!
小生自身、レクサスIS350で大パワーの魔力をふんだんにエンジョイしたのも事実である反面、これほどの大パワーは殊に日本の国情では宝の持ち腐れであることを痛感しつつある。そうした意味でもパサートを1.4のターボに絞ったVWジャパンの英断には脱帽せざるを得ない。
従来、こうした「トン当たり100ps」に届かないベーシックモデルの場合、マスメディアからは「必要十分」などと「ぎりぎりパワー」的に表現されてきたものの、今回のVWパサートはトルクが20.4kgmと2.0L並みにあり、最大出力の122psは1.6L自然吸気ユニット並みでありながら低回転より幅広いレンジで発揮されるだけに一部の「暴走オヤジ」以外には十分にフレキシブルな頼もしさが満喫できる好ユニットと考えられ、その点でも示唆に富んでいるだろう。
現にメルセデスも次世代のSクラスのベースユニットを1.8L過給+ハイブリッドで研究開発中と言われ、ジャガーXFも1.5L二段階ターボ+ハイブリッドを次期メインユニットとして開発中と言われることからも、排気量神話が急激に崩壊しつつあることが解ろう。
バブル時代を中心に比較的近年まで「排気量2.0L以内の4気筒ユニット」といえば、それこそザコキャラの典型で、その辺の大衆車であるとかそれに付随した「貧乏臭さ」「お手軽グルマ」を象徴する記号であったことは否めない。ところがメルセデスEクラス/Cクラスの中核ユニットが1.8Lの直噴ターボとなったことを皮切りに、今後はこうした「1.8L」「2.0L」の4気筒ユニットがVIP用の高級リムジンを引っ張る、クリーン性で社会的責任を担う「旗艦」的パワーソースになっていく時代がすぐそこに来ているのだ!
そこで、トヨタが横置きFFプラットフォームを用いて鋭意開発中の次期マークXなどその軽量化、空力設計ともどもVWパサートの真っ向ライバルになることが待ち遠しい限りだ。エンジンバリエーションが1.4Lの直噴ターボとそのハイブリッド版である点が理屈抜きに痛快に違いない。
目下話題沸騰中の新型スバルインプレッサは当方が期待した1.2L/4気筒水平対向ターボ+ハイブリッドは全く現れず、依然2.0/1.6Lの4気筒に1.3tのボディという旧来のCセグメントのお約束通りのフォーマットで、当面革新性ではヨーロッパ車に譲るパターンが続くのだろうか。
日本代表トヨタにはハイブリッドの進化に引き続き、800cc/2気筒過給ユニットがヴィッツに搭載され、CO2排出量=70-80g/kmを達成させるシナリオを大いに期待している。
新型パサートの車格と質感に対して、ツインチャージャーではなくシングルターボで出してくるとは思いませんでした。
VWの発想には驚きですし、ゴルフの1,2Lの17,0km/Lを上回る燃費は凄いですね。
新型パサートの性能、値段を確認したら、新型ジェッタと色々と被るのでジェッタは日本導入はないと思いましたが…どうなんだろう?
スカイアクティブで注目を集めるマツダですが、現在のマツダに大排気量エンジンはなくなり、MPVやCX7などの大型SVに2.3リッター四気筒デジターボをいち早く搭載し、軽量化しつつもトルクやパワーはひとクラス上の3〜3.5NAの実力を持ったエンジンの搭載を実現しています。
この考えは国産他社よりいち早い考えで、改めてマツダの目の付けどころに感心いたしました。
先日、フィアット500ツインエアに試乗して来ました。大人四人がきちんと乗れて、必要にして充分な動力性能があり、何よりも運転の楽しさが光っていました。
今の世の中、明らかなダウンサイジングに向かっているのに、国内メーカーはまるで空気を読んでいないと思います。
新しいパサートは純粋にカッコイイと思います。国産車の優位性が、かなりの速度で落ちていくのが残念です。
輸入車がステイタス!世代なんですが、一番重要な外観、デザイン。
これが最近は日本車の方が「グッと来る!」と思うのは日本人だからでしょうか?
VWなんていいクルマを作っているんでしょうけど、
値段云々前に「グッと来こない」のは、やはり日本人だからでしょうか?
新型パサートの1400ターボを評価する向きもあるが、私はそれには?と思っている。パサートの車重、イメージからすれば物足りないと思っている。平地の多い所ならばそれでいいかもしれないが、私のように毎週、中国山脈を縦断し、高低差のある中国道を往復している者にとっては、かつてのジェッタの20T(TSI)のほうが好ましい。パワーには余裕があるべきだと思うし、小排気量ターボは坂道では意外に燃費が悪くなるように思うのです。このままいくのか、どうなのか、これからの展開を興味深く見守っています。