Cクラスはホントに凄いか?

今年最大級の注目車である新型Cクラスにジックリ試乗してみた。いやもう素晴らしい! なかでも自動ブレーキに代表される安全デバイスは、日本のメーカーの数年先を行っているイメージ。なんたって前方だけで機能が違う3つのセンサーを持つ。後方もレーダー三つ。周囲にバリアを張ってます。

50km/h以下で走っていれば、相手が人でもクルマでも基本的に止まり、対向車とブツかりそうになったら勝手に避けてくれる。センサーの性能を活かし先行車がいるという状況なら何の操作をしなくても追随する制御まで加えた(Sクラスは30km/hまでだったがCクラスは50km/hまで可能?)。

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つまり高速道路の渋滞に出くわしたら、もはや「キミに任せた!」と、チャンと仕事してるかカントクしてればOK! もちろん100%カンペキに仕事をこなすワケじゃないため、いつでも瞬時にミスをカバーしてあげなければならないですけど‥‥。このクルマだったら渋滞もあまり気にならないと思う。

そんなコトが出来るのはセンサー技術が優れているからだ。日本車でベンツに匹敵するの、アイサイトくらい。そのアイサイトも、左右や後方は見ていないため、総合評価では届かない。スバルを除くメーカーのセンサーは、関知してから制御を開始するまでの時間がワンテンポ以上遅い。

ちなみに追随モードを除くレーンキープ機能に付いちゃV40やアイサイト3などと大差無し。あくまで先行車が居るときに限られものの、クルマ好きですら出来れば運転をしたくないノロノロ走行でイライラしないで済む。日本車が「限定自動運転」をやらないのは、国交省が許さないからです。

一方、クルマそのものの仕上がりは初年度だけに100点を付けられない。AMGのサスペンションのせいかもしれないが、荒れた路面でのツキ上げ感あるし、ブレーキのタッチもカックン系。燃費だって2リッターが街中12km/L程度。郊外路16km/L程度。1,6リッターで13km/Lの18km/L。

来年ディーゼルが追加されたあたりから全て仕上がってくることだろう。イキな人は早く乗りたいだろうけど、長く乗るならも少し待ったらいい。そうそう。カタログにもプレスリリースにも書かれていないが、新型CクラスはIIHSのスモールオーバーラップで『Good』評価。高い衝突安全性を持つ。

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