次期型レガシィ
意外や意外! シカゴショーで発表された次期型レガシィに、レーダー使った側方確認システムが付くという。アイサイト3の発表会の際、技術者に「側方の安全確認システムは採用しないんですか?」と聞いたら「当面考えていません」。作るとしたらカメラかレーダーか、と追いかけたら「スバルはカメラです」。
何と! あっという間にレーダー式の側方確認システムが出てきた! 「技術者はウソを付かない」と信じていた私からすれば少しショックだったものの、方向としては正しい。これでスバルも全周の安全性確保が出来るようになる。レヴォーグは来年の年次改良で側方確認システムが追加される可能性大。
V40に乗っていて、一番「有り難い!」と思えるのがBLIS(側方確認システム)である。というか側方確認システムはボルボが世界に先駆けて開発したのだっ
た。ちなみに後方の確認に最初カメラを使っていたBLISながら、現在レーダーになってます。アイサイトに側方確認システムが加われば相当心強い。
も1つ。スズキがソリオにミリ波レーダー使う新しい自動ブレーキを搭載してきた。これは技術者から事前にウソ無しのアウトラインを聞いていたのでバックグラ
ウンドがよく解る。スズキの功績は、コンパクトカーにもミリ波レーダーを使ってきたこと。これでコンパクトカー級のレーザー使った簡易型は土俵際です。
ちなみにソリオのシステムは自動停止こそ30km/hまでとされているが、5〜100km/hの速度域で稼働(停止車両については5〜80km/h)。つまり30km/h以上であってもフルブレーキを掛けながら追突に至る。31km/h以上だとノーブレーキで突っ込んじゃうレーザー式の簡易型と全く違う。
興味深いのは追突警報を出すタイミングを「早い」「遅い」両方選べるようにしていること。これは良いアイデアだと思う。3万6750円という価格もリーズナブル。やがてスイフトに搭載されることだろう。一方、残念なことにスズキのレーザー使う簡易型は依然として『レーダーブレーキサポート』と偽装表示している。
この件、スズキの技術者と話をしたら、国内営業担当が広告代理店に丸め込まれたということらしい。技術者は不本意とのこと。そらそうだ。シングルカムエンジンをツインカム(実際もっと性能差あります)とダマしているようなモノですから。国内営業担当より広告代理店の方がアタマ良いということかもしれません。
興味深いことにスズキのサイトでもソリオについては「雨や悪天候時でも有効」とか「100m先まで探知している」とレーダーの優位性をうたってます。今後、いろんなシステムが出て行く中、しっかりとした性能表記が必要だと改めて思う。もちろん新車を買うなら、少しでも高い性能のシステムを選ぶべき。
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