欧州はホンキで脱プラスティックに動き出した。様々な分野で動きが出てくると思う

日本人はなぜか日本が世界最高の技術を持っていると考えている傾向。もう少し現実を直視した方がいいと思う。考えて頂きたい。自動車業界でも本当の意味で日本が世界1なのはホンダが作っているF1のパワーユニットくらいのもの。それだって使っているパーツは100%日本製じゃ無い。そもそも車体まで日本で手がけたら、勝つことなど夢のまた夢。それでも自動車は強い分野です。

それ以外のジャンルを見ると厳しい! 最も技術力が必要な宇宙ロケットは未だ有人で飛ばす自信無し。次に高度な技術を要する原発関連は日本で開発したシステム全てトラブル。高速増殖炉もんじゅが代表ですね。旅客機もMRJがポシャッタようにハードル高い。専門分野の先端で戦っている人ほど、欧米の技術力の凄さを認識していることだろう。シロウトほど現実を知らない。

環境汚染の元凶である漁師は網くらい回収すべきでしょう

そんな欧米が最近急速に動き始めているのはプラスティック製品の排除。なかでも欧州の動きが激しい。欧州の企業と仕事をした人なら御存知の通りプラスティック(石油由来の樹脂)バッシングは徹底している。もうどんなモノでも使用禁止に近い状況。海洋を汚染するというキャンペーンもその中の1つと考えていい。日本も徐々に巻き込まれつつあるが、まだまだ~。

プラスティック忌避の理由はいくつかあるようだけれど、私の印象だと石油由来の製品をことごとく無くしていこうという動きに見える。遠からず自動車にも強要されるようになってくることだろう。樹脂部品と言えば内装材ながら、すでに欧州メーカーが脱樹脂に向かい始めてます。日本を見ていると出遅れているように見える。「樹脂製品作るのに石油が必要」みたいな意見も。

本末転倒な明後日の論調です。欧州は、やがてアメリカも石油製品の根絶を狙ってくる感じ。この件、遠からず様々なジャンルで大きな課題になってくると思う。情報として知っておくとバックボーンが理解出来ると考えます。

 

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2 Responses to “欧州はホンキで脱プラスティックに動き出した。様々な分野で動きが出てくると思う”

  1. 髙橋直栄 より:

    私達が普通に着ている衣服やスニーカー等の化学繊維も問題です。木綿、麻、ウール等に換えていかないといけません。
    不織布マスクも化学繊維です。植物由来の素材に換えていかないといけません。
    ペットボトル等もフリース等に再生すればいいというものではなく、根本的に自然素材のものにする必要がありますね。
    フリース等に再生すると、細かい繊維が汚染の元(マイクロプラスチック)になります。燃やした方がまだましです。

  2. CX-60 より:

    そんなところまで脱炭素!?というか脱プラスチック!?
    まあ、ごみとして燃やすと有害物質が出て処分に困るし、土にかえるという樹脂もかなり時間がかかる模様。

    プリウスに植物性油脂のプラスチックが内装に使われたことがありましたが、ちょっと質感が。

    しかし、着るものが樹脂でなくなったら、絹、麻、綿などなど、割と贅沢なのかも。

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