減税だったのに増税?

先日のTOPで「2012年4月から取得税と重量税が廃止される」と書いた。この件、ほとんど決まっていたというのに、どうやら中止されることになったようだ。同時に行おうと目論んでいたガソリンや軽油の増税が上手くいかなかったため、減税すると税収不足になるということです。確かに石油業界はすでに重税である。

例えば現在、船舶や建機、農業機械に使われる軽油は道路を造っていた分の税金を免税されているが(来年までの特例措置)、こいつを廃止しようとしてるため相当の反発を受けている。ガソリンだって半分税金。常識で考えてもあり得ない。いくら「環境税」で欺そうとしたって、払えないモンは払えない、ということ
です。

このところ自工会やJAFなど「自動車関連税は世界と比べて高い!」と言い出したのは、税金廃止がチャラになりそうだからだ。変わって登場してきたの、消費税増税と引き替えに取得税と重量税と廃止しようという意見。国民側からすれば全く関連の無い税制なんだけれど、役所は「減税」
とい「増税」のバランスを取りたい。

まぁデタラメでございます。いずれにしろ2012年4月からの取得税と重量税の廃止は無くなった、と考えていい。もしかすると2012年3月31日で切れる環境対応車の優遇措置(電気自動車やハイブリッドは免税。低公害車は75%オフ)も無くなる可能性すらある。近々クルマの購入を考えているなら情報収集をキッチリと。

追記・ECOカー優遇措置は2012年度も続けるという方針を打ち出した。内容判明次第、紹介します。

・ECOカーアジアは「リーフ、タクシーで弱点を宣伝中

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2 Responses to “減税だったのに増税?”

  1. さね より:

    結局、今日本は大借金で被災地復興もあるので単純に増税なんでしょう。 役人に政治家に既得権益てばなさい。経済はますます金は回らなくなり、ますます疲弊するだろうなぁ。役人は渡り歩きまくって、国民から税金とゆう名の搾取をするだけ。 とある国のようになるかもしれませんね。 役人を統括する政治家を選んだ国民にも責任があるわけだし、選挙でどうなるかだけですね。それまではやりたい放題国民から搾取するだけでしょう。悲しいですけど。 民主主義は必ず国民に責任がくるし、選挙はとても大切ってことですね。大原則です。無能な輩を当選させないのが民主主義です。自分も含めみんなでよくよく考えて投票ですね。 後マスコミは役立たずとゆうかテレビは特に視聴率とスポンサーにゴマすり、マスコミが無いに等しいのも原因のひとつだと思ます。

  2. buuno より:

    単にクルマが売れないから減税ってどうなんでしょう?
    確かに産業振興の一面はあると思いますが、一時しのぎで終わってしまう様な気がします。
    ワタシ思うに、日本のGDP稼いで来たのは確かにクルマだったのでしょうから、世界で見た時に日本のクルマを競争力のあるモノとして育てる減税と言う観点でみたら宜しいのかな?っと
    今の日本のクルマは、世界でみたら決してアドバンテージのある商品では無いと思います。
    中間層の普通のクルマで世界に互した出来ないのなら、カーボン使いまくった軽いクルマとか、2人乗りで400kgのクルマとか、日本の技術でニッチに特化した分野のクルマなら世界トップの潜在力があると思います、そんなクルマを減税したらイイと思います。
    例えば、1500ccで1トン以下とか、400kg以下の軽自動車とか、トップレンジとボトムレンジで、一朝一夕で外国メーカーに追いつかれない様なクルマで沢山GDPを稼ぐ様にしないと日本はヤバイでしょう。
    単に「税金下げてくれ」だけ言うのも自動車屋の経営者、センス無いなぁっと思う次第です。

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