現代ジェネシス
韓国の現代自動車が自社開発となるラグジュアリークラスの乗用車『ジェネシス』の披露を行ったそうな。4,8リッターV8エンジンを搭載し、ボディサイズ的はLS460級なのだけれど、ライバルをEクラスや5シリーズとしながら、300万円台後半という日本車のV6モデルと同じ価格で売ろうしているあたり、日本初のラグジュアリークラスである初代LS400(セルシオ)のローンチを参考にしているのかもしれない。日本のジャーナリストが呼ばれていない(と思う)ため、実力のほどは不明。果たして初代セルシオほどのインパクトを与えるだろうか? その韓国、どうやら2008年は貿易赤字になる見込みらしい。韓国企業というと世界的に大躍進しているイメージあるも、薄利多売ゾーンの製品が多く、その上昨今のウォン高で国際競争力低迷中。アメリカ市場など値上げを繰り返した結果、日本車とあまり変わらない価格帯になってしまった。ジェネシスのような利幅の大きい商品を出さないと厳しい。一方、価格の安い商品ついちゃ中国企業の猛追を受けてます。貿易赤字=国家規模の赤字となる。2〜3年の赤字なら耐えられるだけの資産を持っているだろうけれど、長引くようだと厳しくなってくるかもしれません。ちなみに日本の黒字は輸送用機器(自動車産業)に依るモノ極めて大。自動車産業が斜陽になってしまうと、貧乏国になってしまいます。
<おすすめ記事>