習近平、5年間の任期延長。中国で世界販売台数の3分の1程度を売る日本勢は大丈夫か?

いやいや不安材料ばっかりです。極めて内向きであり、なおかつプーチンのような暴君になりそうな(なってるというウワサも)習近平が任期を勝手に5年間伸ばした。アメリカは習近平を忌み嫌っており、すでに中国製品の追い出し戦略を始めている。中国製部品を使うことを禁止する動き。自動車メーカーは部品の調達先を使っている半導体レベルまで中国から換え始めた。

現在日本の自動車産業は中国も軸足になっているけれど、例えば日産は世界販売台数387万台のウチ、138万台が中国。3分の1を占めるほど。ホンダも世界販売台数414万台のウチ、中国156万台で日産より比率大きい。もし中国が台湾に対し武力行使したら、おそらくロシアと同じように活動休止または撤退しなければならなくなるだろう。本体に与える影響たるやロシアの比じゃ無い。

習近平の動きは全く読めない。これまたプーチンと同じ。なんせゼロコロナ政策を続けるのも習近平だけの意思だと言われれていけれど馬耳東風。経済より自分を重視する。今までいろんな意味で使われてきた「チャイナリスク」ながら、台湾侵攻はどんなリスクより大きい。きっと日本も巻き込まれます。ウクライナをバックアップする欧州のようになるだろう。

不安だらけだ。中国市場の大きさもさることながら、このままだと電気自動車用電池は中国調達の一本足になりそう。太陽光発電パネルだって同じ。中国の工業生産力無しに日本は立ちゆかないと思う。まぁ心配してもいかんともしがたいのだけれど、覚悟しておくべきだ。可能ならプランBやプランCも考えたらいい。我が国が被る損害は想像をはるかに上回るかもしれない。

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2 Responses to “習近平、5年間の任期延長。中国で世界販売台数の3分の1程度を売る日本勢は大丈夫か?”

  1. CX-60 より:

    ゼロコロナ政策の被害をこうむり、習近平が3期目の主席に着くことを見越して、欧米は中国離れと台湾保護へ向かっています。台湾保護には半導体と貿易を守ることが念頭にあります。
    急に方向転換はできませんが、半導体についてはアメリカも日本も(日本は雀の涙ですが)自国での産業再育成にお金を用意しています。ファーウェイ製の携帯無線機基地局の締め出しあたりから、ことは始まっていたのかも。
    日産・ホンダはシルフィEVとヴェゼルのEVをいち早く中国で出しましたが、本腰を入れたGMとの共同開発車は、当然日本とアメリカで出され、大量生産に入ります。中国でのBEV開発とリリースは予行練習で、本番は欧米・日本でとなってくれればいいですね。
    中国が得意としている鉄電池をまるっと使うことを考え中(中国生産車には載っているけど)なのは、材料調達の段階でかぶりたくないからかも。

  2. いけだ より:

    東西冷戦時代に日本は西側を軸足にしながら東側にも良い顔をしてコウモリのように経済を回してきました。

    東側が崩れる形で冷戦が終わってグローバル時代になりましたが、
    時が流れて今は新冷戦時代に入ったように思います。

    確証が有るわけではなくて漠然とした印象ですが、
    新冷戦時代はコウモリのような存在を許さない、
    言い換えれば西側か東側のどちらかにがっつりと入る必要があるように感じています。

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