蒲郡で1800円のアジフライ定食を食べて日本の物価を深く深く考えさせられました

蒲郡ラグーナテンボスの『おさかな市場』というフードコートに「アジフライ定食」があったので瞬時も迷うこと無く頼もうとしたら、1800円とな! さすがに躊躇ったけれど、食べたこともないほどウマいアジフライだと困る。待つこと10分。番号を呼ばれたので取りに行くと、出てきたのが下。中の中サイズのアジフライ1匹と、普通なら捨てるアタマ&背骨の素揚げ。

アタマは食べなかった

よく言えば「観光地価格」。悪く言えばボッタクリですね。翌日、2階にある『平の屋』という海鮮料理屋さん行ったら、ちゃんと配膳までしてくれる美味しい海鮮ちらしが1800円でした。ちなみに下は大磯・善磯食堂のアジフライ定食。大きいアジフライ2つで800円。ご飯大盛り可。決定的なのが味で、善磯食堂の方がずっと美味しい。これが「物価」の妙です。

閑話休題。インバウンドはもっと凄い。1800円のアジフライ定食、もしニセコのスキー場の近所で出せば最低3000円になるだろう。なんでこんなことを書くのかと言えば、今後もっと格差が広がって行くと思うからだ。海外でビジネスをしている会社は、インバウンド価格で物販や取引が出来る。だからこそ自動車メーカーはベースアップ要求を100%飲む。

日本で370万円のプリウスをアメリカに持って行けば500万円

ニセコでハンバーガーを売るようなものだ。バイトの時間給を2000円出したって儲かる。むしろ800円のアジフライ定食をニセコで出したら、品質悪いのかと疑われちゃう。一方、日本国内でビジネスをしていると、値上げなんか出来ない。経営努力で価格上昇を抑えようと頑張っている企業がたくさんあるからだ。自分だけ値上げしようものなら見事に売り上げ落ちてしまう。

今後どうなる? さらに”物価の妙”は拡大していくだろう。海外でビジネスをしている企業の社員は高い給料をもらえる。国内向けのビジネスは給料上げられない。農業なんか基本的に国内消費だけ。頑張って品質の良い作物を作ったって輸出出来なければ安いまんまです。ジドウシャヒョウロンカの稼ぎは純国内向け。ダメですねコリャというツマらない話でした。

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8 Responses to “蒲郡で1800円のアジフライ定食を食べて日本の物価を深く深く考えさせられました”

  1. yoshi より:

    アジのフライは、道の駅 田原めっくんはうすが ビツクリする程 美味いです。食べるところ 間違いましたね。ラグーナは、賃料が高いのかもしれません。

  2. 魑魅魍魎 より:

    尾頭付きのアジフライは、生まれてはじめて見た。日本人でも、食べられる大きさなのか判断できないものを、外国人に出すのだから、「おもてなし」も地に落ちたものだ。

  3. アミーゴ5号リボーン より:

    これまでこの手の不誠実な店が、長く続いた事実を知りません。ボッタクリって、要は詐欺ですからね。

    特に今の世は、ネットで化けの皮を剥がされたら一巻の終わりですから。

    そんな悪徳業者の行く末なんかよりも、日本全体や日本人への信頼が失われる方がよほど怖い。

    せめてですよ、
    高額なのは良しとしても、金額に見合った料理なり、サービスなりを提供して欲しいと切に願います。

  4. スイカネット より:

    豊洲 千客万来というフードコートの某店では、インバウンド客をターゲットにした帝国ホテルもびっくりの常軌を逸した価格を設定した店舗が存在します。

    一例を挙げると、本まぐろ丼が6980円という暴利を貪る価格設定になっており、インフレに慣れた外人観光客にしてみれば、それでも安いとのことです。
    大洗やひたちなかのフードコートと同様の2000円以下の良心的な価格設定にすると、安かろう悪かろうという先入観を持たれるとのことで、敢えて高額な価格設定にしているそうです。

    然しながら、インバウンドが下火になったあと、
    このようなボッタクリ店は日本人から見捨てられて、すぐに廃業するでしょう。

  5. ひつじ雲 より:

    最近、スーパーでも、ホッケの開き(尾頭付き)を見かけるようになりました。これまでは尻尾はあっても、頭は普通とってしまうものだと。
    頭が付くことで大きく見えます。スーパー側の廃棄物も減ります。一石二鳥ですね。まあ、ほっぺの肉や目の周りわずかですが食べるところは増えるのですが…。

    消費者の質が下がると、売り手側にナメられるということでしょう。

  6. Ken より:

    ニセコのスキー場でアジフライ定食が3000円だとしたら20ドル。欧米の大都市、ましてやリゾートでは数倍します。先日行ったオークラのバーもウィスキーやカクテルが3000円くらい。20ドルだから欧米人にもアジア新興国の富裕層にもタダみたいな値段です。1980年代後半から1990年代に日本から欧米に行った時がこうだったな、と思い出します。

  7. トヨタ車ユーザー より:

    福島・会津若松のインバウンドラーメンが3000円だとか。ただし、こちらは地元産の豚をチャーシューに使い、麺も小麦が国産、それ以外の材料トッピングも現地でそろえて、町おこしも兼ねているとか。
    3000円は行きすぎな気もしますが、1000円では無理でしょう。2000円なら食べてみたい。
    観光地価格というのは日本でも昔からありましたから、インバウンド向けなんちゃらには気を付けないと。
    そんなまじめなラーメンがあることを思いつつ、外国では500万円のプリウスが370万円で買えることに感謝しております。まあ、仕向け地・仕様差の妙とかいろいろあるのでしょうが。
    ホンダはシビックとアコードをちょっと国際(アメリカ)価格で買ってほしそう。その代わりZV-RとWR-Vを置いていくからねという感じですね。
    日産はもうメタメタで(笑。アリアは最初bz4x・ソルテラと比べて安く感じましたが、今はそれを飛び越えて殿様商売、そして充電ケーブル無し。割と高年式の新古車があるからそちらでまずは試してみるのもいいかもしれませんね、リセールは期待できないのだし。

  8. 稲吉 より:

    地元民ですが国沢さんをがっかりさせてすいません。紹介されたお店はもともと地のタチウオ丼など力を入れていましたが今は見栄えのするマグロや牡蠣やサーモン
    など、地のものに苦手意識を受けた人向けの商売をされたと思ってます。蒲郡に来られた際、お食事される場合は市のHP参照がよいと思われhttps://www.gamagori.jp/archives/spot_category/gourmet/
    蒲郡は底引き網が盛んで漁師としては大型のアジの漁獲少ないと見られ、また漁獲あれば小型、また骨まで食べられるのであれば地元産とも思われます。

    今後もラリー三河湾を継続すべく発信能力の高い方からからの情報にたいしてお願いししたく地元民からの発信とさせていただきたくよろしくおねがいします

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