警察、交通量多い昼間の新名神道を2時間通行止めにして逆走事故の現場検証! 正気か?
警察は5月18日に発生した新名神道の逆走事故の現場検証を、昼間の交通量が多い時間帯に行ったという。2時間も交通止めにしたようだ。正気か? 基本的に警察は「タイムイズマネー」という概念を全く持っていない。いや、米不足を見ても解る通り、目標を決めた時のアプローチは、民間だと「速度感」。官は「手続き」が最優先となっているんだと思う。
そもそも現場検証をやる理由は「逆走事故の防止のため」じゃなく「逆走したペルー人の起訴状を作るため」である。4人のケガ人+2台の物損からすれば、上を見て数十万円の罰金刑。100歩譲ってこの検証で逆走事故防止策を確定するというなら名古屋と大阪を結ぶ大動脈を2時間に渡り通行止めにするのも理解出来る。されど罰金を決めるためだけの通行止です。
一般的な事故の処理も同じ。毎週末に発生する渋滞最後尾の追突事故、原因は明確。大けがした人が出なければ、事故処理なんか難しくない。動かせるならすぐジャマじゃない場所に移動させ、交通の流れを優先すべきだと思う。なのに警察を見てると「急ごう」という雰囲気無し。というか渋滞しようがそんなこと関係ない。「悪いのは事故を起こしたドライバーだ」なんだろう。
私ら期待したいのは「逆走したヤツから罰金取る」じゃなく「逆走しないような道路構造にする」である。この点については10年以上前から逆走が社会問題になっているのに何ら物理的な対策はしていない。高い通行料金を取っている高速道路なら、監視カメラの画像をAIに管理させておき、逆走車を検知したら当該区間に赤のフラッシュライトを付けるなど対策は可能。
また、今回「危険運転傷害」で送検したいようだけれど、今まで飲酒や明らかに「危険運転だろ!」と思える故意の速度違反でも危険運転にしなかった警察が逆走事故に適用したということにも驚かされる。全て警察に対するイメージに影響する。官僚の皆さんもう少しキッチリ警察をコントロールすべきかと。愛される&信頼される警察が国民の望みです。
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これに限らず、事故の当事者にとっては裁判があるから大事なんでしょうけど、第三者にとっては迷惑この上ないですからね。
そもそも現場検証をしたところで、警察からは何のフィードバックもありませんから、今後の事故防止には役立ちません。
せいぜい免許更新講習で、「私たちのおかげで事故死者数がこんなに減りました」っていう自慢話のネタになるだけです。
でもあれって、自動車メーカーの努力と医療の進歩のおかげであって、警察は関係ないんですけどね。
上ばかり見てる輩、周りや規則ばかり気にする輩、自分さえ良ければ良い輩。
「どこ見て仕事をしているの?」
と言いたいですが、
そんな輩がそれなりの役職につき、そんな輩をドンドン再生産しているのが、今の日本です。
高速道路を2時間 通行止めにしたことによる社会的ロスが警察の思考には入っていないのでしょう。
今時 多数の車のドラレコ映像を収集すれば、その時その場所で何が起きたのか再構成することは簡単なはず。
公務員はサービス業で 給料は税金から出ていることを少しでも考えれば 納税者の利便性を損なう行為があり得ないこと(むしろ罰せられるべきこと)であるのはすぐに分かるはずなのに、前例至上主義で時代に合った業務遂行ができない硬直した組織の変革を望みます。
独善の極致ですね。
毎日、毎日、全国津々浦々で不祥事があるのも同じ根っこに根ざしているからなのでしょう。
捕まえやすい小悪から検挙してる姿も国民から信頼され愛される訳もありません。
本当に誰のためにどこを向いて仕事をしてるのかナゾな組織ですね。