辺野古の転覆事故の追記。やはり抗議船は海上保安庁のRIBに追いかけられていたようだ

3月29日に追記・やはり海保の船は抗議船を追いかけていたようだ。生徒が「追いかけっこをしてるよう」とコメントしている。当然ながら海保の船は追いかける方で、転覆も確認していると考える方が自然。転覆したのは10時10分頃ながら、海保への救助要請は10時25分頃だという。だとしたら近くに海保がいなかったことになる。転覆&落水者を見ているのにその場から離れた?

RIB(下の写真)の海保隊員は常時水中マスクを着用している。一般常識で船が転覆したら当然の如く閉じ込められていないか確認する。水中マスクさえあればタンクなくたって私でも確認出来ます。海保の隊員達は人命救助のため日頃から過酷な訓練をしている。海保の辞書に落水者を助けないという項目はないと思う。生徒さんが乗っていると解っていたら、最大限の注意を払ったハズ。

転覆事故が起きたことについていえば100%学校の責任である。ただ転覆した後は「人命救助」という本来の対応をして欲しかった。海保からすれば憎むべき過激な反対派であっても命の重さは同じ。成熟した国だから京都アニメーションの放火で36人死亡した事件の犯人だって命を助けた。死刑になることが容易に予想出来てもです。「抗議船の連中なら落水しても放置」は残念過ぎる。

そもそもアメリカの基地を作るため日本人同士が争っているのは悲しい。海保の隊員だって人の為になりたいと思い厳しい訓練をしている。今回の事件を受け、アメリカに外国人の警備員を雇って貰い(人件費は日本側で負担すればいい)、反対派に対する警備活動をして頂いたらいいと思う。アメリカにはパワフルな仕事をする軍隊上がりのコワモテを擁す警備会社が山ほどありますから。 

辺野古の転覆事故について書いて欲しいというリクエストあったので少々。最初に書いておくが事故の全ての責任は学校にある。当たり前の如く安全確認は徹底的に行うべき。フネに乗るのなら、どんな素性(運行者を含む)かチェックするのが普通。学校に判断能力無ければ、それなりの人に頼めばいい。中学校のPTA会長をやっていた経験からすれば、とうてい容認出来る素性じゃ無い。

ヤマハのフネが危険というSNSもあるけれどそんなことない

最初に転覆したヤマハFW23カディというフネ、2~3人で乗るなら安定性も問題ないけれど、9名乗っていたようだ。航跡図を見るとリーフ直近を通っている。波浪注意報が出ていれば、リーフ直近だけ波は高まる(リーフエッジ波)。9名乗った状態で横波を受けたら転覆する可能性大。普通のフネ乗りならそんな場所絶対走らないです。なんでそんな危険なコースを選んだんだろう。

次に転覆したのは27フィートの和船。沖縄ではまぁまぁポピュラーである。瀬渡しやダイビングなどに使われる。私が学生の頃、座間味村の阿嘉島で旅行代理店の現地ガイドをやっていたのだけれど、無人島の送迎などに使っていたのが30フィートの和船でした。12人乗っていたということ。左右均等に分かれて座らせれば大きな問題なし。ただ片寄ると安定性落ちる。

あくまで予想ながら、FW23が転覆したため落ちた人を助けようと片側に寄ったのではなかろうか。そうなると和船は厳しい。横波を受けたら簡単に転覆する。繰り返しになるけれど、波浪注意報程度の海面状況ならFW23も27フィートの和船もそう簡単に転覆などしない。前述の通り誰でも危険だと解るリーフ直近の不規則な高波のある場所を走っていた理由を知りたいところ。

船体はFRP。RIBと呼ばれる 写真/海上保安庁

リーフエッジを走ったことのある人なら誰でも解る通り、ハッキリとした大波である。ちなみに下の動画を見ると海上保安庁側が右に舵を切って避ける義務がある。なのに左に切ってぶつけにきている。海保は反対派のフネが転覆して死ぬことだってあることを予測出来る。こういったことが日常的に行われているようだ。今回、海保側も生徒さんが乗っているとは思わなかった?

この海域は普通じゃない

警察だって違反車や暴走族を追いかけるときは無理しない。違反以上の規模の事故が起きないようにしている。上の動画は以前のものだけれど、内容を見ると行き過ぎだと考える。もちろん海保側にも言い分はあると思う。陸側に何度か取材に行ったが、反対派の活動も凄い。いずれにしろ社会見学のため生徒さん達が近寄って安全を担保出来るような状況にない。

最後の疑問は、亡くなった生徒さんが救出されたのは転覆から70分後だったという点。転覆したフネの下にいることなど容易に想像出来る。私の知っている海保なら落ちた人数を確認。すぐ救助できたハズ。海保の皆さんウエットスーツのフル装備ですから。それもやっていない。学校側、なぜ海保に自校の生徒が海に出るという事前連絡していなかったんだろう。

海保側だって生徒さんが乗っていると解っていれば、対応も全く違っていたと思う。いずれにしろ辺野古の騒乱は普通の人が近づけるような状況じゃない。海保はアメリカの手下で反対派は敵。強引なコトをやる場合、同じ国の人同士で戦わせ、占領側は高見の見物という典型的な植民地政策だ。以上、今回の事故のバックボーンなど。どう考えてもそんな海に行かせた学校側が悪い。

また、生徒さんに箝口令が敷かれているらしく、情報出てこないです。ここで書いたことは沖縄の海に300回以上出た経験や、自分の小型ボートで厳しい海況を切り抜けた時に得た知見をベースとした推測だ。常識的に考えればどう考えてもありえない状況に追い込まれた結果、将来ある若者が亡くなったことは悔やんでも悔やんでも悔やみきれない。

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7 Responses to “辺野古の転覆事故の追記。やはり抗議船は海上保安庁のRIBに追いかけられていたようだ”

  1. さい より:

    やや主義に偏りのある先生が主導してたのでは?と思ってしまいますね。

  2. 小林フレール より:

    自動車、バイク、航空機、船舶、はてはロケットや環境問題、エネルギー問題、政治に経済、防衛問題なんでも超一流の知識、見識をお持ちで将来のことなど手に取るようにわかるさすがの国沢さんの記事でした。

    しかし事故の原因を探り可能性を述べるのは良いでしょうが、、、、「海保側だって生徒さんが乗っていると解っていれば、対応も全く違っていたと思う。」
    凄いコメントですね。本気でそう思っているならもう何を言っても聞く耳持たずですね。
    暗に活動家なら捨て置き、生徒なら助ける異常な集団が海保ということ?
    異常なのは自らの行動を反省するでもない活動家が高校生の死まで利用し心無いコメントを出していること。

  3. 報道に違和感ありました より:

    海保が注意を呼びかけてたそうですが、もしそれで活動船が進路を変えた可能性が有るならメディアが責任追及を殆どして無い点は納得できます
    海保の転覆の時間は知らなかったです
    始めの報道では時間は無かったですから
    いずれにせよ学校と活動家はズブズブだった訳で同志社の理念に疑問を持ちました
    卒業者の友人に今度聞いてみます
    自分なら毎年くる寄付金の依頼を辞めると思います

  4. ぞうきん より:

    海上保安庁の職員の体にはカメラが見えますし、救助の様子も撮影しているでしょう。
    第三者を乗せて船を出すのに必要な、「誰でも分かる」届け出もせずに運航していた団体ですから、
    危険性を「誰でも分かる」リーフ近くを航行していても何の不思議もありません。
    現在団体の事務所などに家宅捜索も入ったようですし、詳しい経緯なども明らかになってくるでしょう。

  5. さとうきび より:

    生徒さんが乗っていた船の転覆は午前10時10分ころ、海保の船の転覆は事故調査をしていた夕方だそうです。
    午前の転覆時、海保の船が追跡していたのかどうか、追跡していたのならその位置関係や転覆への影響の有無、救助対象者の人数確認の状況など、詳細な情報は見当たらないので、まだ公開されていないようです。

  6. 異議 より:

    国沢さんの発言に異議を唱えておられる方もいらっしゃいます。
    https://www.youtube.com/watch?v=2WJ4jxPc2VU
    (前半で辺野古の事故についての国沢さんの発言についてコメントされています)

  7. MIMIxxx より:

    これは国沢さんの言うとおりで、海保の行動に責任がありそうですね。
    体制側は恐ろしい。
    学校もヘリ基地団体も謝罪の必要性は無いし、保険入っていなくとも国が賠償責任を負うべきですね。

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