電気自動車嫌いだ君は幕末の尊皇攘夷に似てる。君主はエンジン様。夷敵は電気自動車です

「電気自動車大嫌い君」や「原発動かさないと皆死んぢゃう君」達が電動化や再生ネルギーなんかダメだと騒ぐ中、技術はドンドン進化している。例えばリン酸鉄リチウム電池。今や1個で容量5.12kWhという市販品まで出てきた! 価格は16万円くらい。重量40kgといったイメージ。そして3000~4000回の充放電性能持つ。コレを4つ積めばSAKURAと同じ電池容量になります。

鉛電池なら120kgくらいになるが40kgしかない

市販品のため一世代前の汎用のリン酸鉄リチウム電池を使っているようで、エネルギー密度や価格はBYDのブレード電池に届いていないと思う。最新のリン酸鉄リチウム電池は卸価格半分。重量-10%といったあたりか? となれば軽自動車で20kWh搭載しても30万円。補助金を電池搭載量10kWh毎に15万円出せば(現在55万円のSAKURAなら30万円で済む)、電池代出る!

車体はエンジンやミッション、冷却系、燃料系が不要になるため、むしろ安くなる。つまり10kWhあたり15万円の補助金を出すことで、今と同じような車両価格になるワケ。電気代はガソリン代よりずっと安いです。こんな電池を日本の自動車メーカーも使うようになれば、軽トラックなんかあっという間に電気自動車に切り替わるんじゃなかろうか。

となると電気どうするって話になる。これまた驚いたことに最近フレキシブルな単結晶タイプの太陽光発電パネルが出回り始めた。下は発電効率21%と以前ながら競技用ソーラーカーに使うレベル! 1840mm×1040mmで370Wを発電する。重量5.7kg! 2万9700円くらいで買えちゃう。これを4枚使うと1480W。1100Wくらい発電してくれることだろう。

ソーラーオフ

軽自動車を1日60km走らせて電力消費は8kWh程度。4枚で十分カバー出来てしまう。4枚分価格を12万円とすれば、ガソリン750L分。1万kmも走ったらペイ出来る。実際は太陽光パネルの設置(軽くてフレキシブルなので従来品より容易)とプラグインソーラー用のインバーター数万円が必要になるけれど、それでも2万km走ったらペイしちゃいます。

電気自動車が嫌いでも原発が好きでもいいと思う。宗教や信条は自由だ。でも技術はドンドン進むことを覚えておいた方がいい。どんなに蒸気機関車が好きでも、薪で炊いた御飯が好きでも、効率悪かったりすれば、やがて趣味の対象でしかなくなる。残念なのは以上は日本の技術じゃなく、生産しているも日本ではないこと。こいつらの製品をぜひ日本で開発して生産すべきです。

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2 Responses to “電気自動車嫌いだ君は幕末の尊皇攘夷に似てる。君主はエンジン様。夷敵は電気自動車です”

  1. z151 サンバー愛好者 より:

    キャンピングカーをちょっと見に行って来たのですが、キャンピングカーでフル電動のEVというのはざっと見渡した限りではまだなかったです。
    ただキャビン部分はここ最近急速に電化が進んでいて、エンジン発電機を積んでどうこうするようなクルマはなく、猛暑や熱帯夜でも対応できるように家庭用エアコンを搭載していたり、寿命や消費電力を考慮して車内灯がフルLEDだったりしていました。
    あといかにもキャンピングカーという感じじゃない「ほぼハイエース」みたいないわゆるバンコンモデルも薄くて高性能な断熱材を入れたり、アクリル二重窓になっていたりと省エネを意識した造り込みが為されていました。
    ロケットに塗る遮熱塗料がオプション選択にあるものもありました。

    そうなると当然従来型の鉛バッテリーではいくら大容量のものを積んでも限界があるので、写真のリチウム鉄バッテリーを搭載するものや、屋根に太陽光発電システムを搭載したものもかなりの数展示されていました。
    ポータブル電源の展示もかなりあり、これらを制御する大容量のインバータや走行充電をアピールポイントにするところも目立っていたように思います。

    私のように冷やかしも勿論いるのでしょうが、真剣に購入を匂わせる人も結構いて「自前の避難所兼秘密基地」を確保しに来ている人を肌で感じました。

  2. ハチ より:

    別にEVを否定するつもりはないですけど2トン越えるセダンで環境にイイとか加速最高とかいう連中に違和感あるだけですねー。下駄車としちゃ理想的だとは思います。

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