「電気自動車の増加で電力不足になり停電する」はホントか? 当面、自宅充電がメインですよ

電気自動車の増加により電力不足となり停電する、とホンキで主張する人が少なからずいる。興味深いことに今や我が国の電気自動車は幕末のような状況になってきた。電気自動車大嫌いな人たちの主張を見ていると、まっこと尊皇攘夷です。エンジン様で外敵と戦おうとしているワケ。

尊皇攘夷のような内燃機関絶対主義を支持するメーカーも少なからず存在するし、ハード面を見ると2008年の三菱i-MiEV以後、ほぼ鎖国状態で大きな進化をしていない。電気自動車は確かに充電時、電力を消費する。最新のチャデモの場合、急速充電すると、普通の住宅70戸(1000W使うと仮定)分の電力を消費します。ということから「1万台同時に急速充電したら70万戸分だ」と言う。

マジメな話で考証してみたい。<続きを読む>

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2 Responses to “「電気自動車の増加で電力不足になり停電する」はホントか? 当面、自宅充電がメインですよ”

  1. 中立派 より:

    「電気自動車嫌いだ」君と「電気自動車嫌いだ君が嫌いだ」君との間の話は、ヴィーガンとそうでない人の論争みたいですね。
    日本の自動車メーカーが世界で売れる電気自動車を作れるかと、日本で電気自動車が普及するかを、混ぜて話していませんか。
    日本でガソリン車が走っていても、メーカーがxEVで世界シェアを取れればいいんですよね。逆に、日本でEVが普及しても、海外で日本メーカーのEVが売れなければしょうがないですよね。
    いまの日本の新車販売台数は、そんなに気にするほどの量じゃないのでは。

  2. z151 サンバー愛好者 より:

    以前からしつこく主張していることを敢えて繰り返すと、自動車等のモビリティの動力ユニットとして最も適しているのはモーター駆動だと思います。
    停止時に内燃機関のようなアイドリングをする必要もなく、ゼロから発進トルクが豊かな為クラッチやトルコンも変速機すら必要ありません。
    直線運動を回転運動に変換する必要もないので、不要な振動や爆発音を抑えるマフラーや高価な触媒も不要。
    「いやエンジンの音や振動が生き物みたいでいいんだよ!」私もそれには同意しますが、効率の良さや便利さを考えるとやはりモーターに軍配が上がるでしょう。
    オーディオの世界ではデジタルアンプと真空管アンプの対比みたいなものです。
    真空管には暖かみのある音というものがあるらしいですが、暖機運転(10分くらい)が必要なこと、大きな出力が出ないことと、私にはそこまでの音質の違いが判らないこと。(個性は判別できます)
    キャンプ用品だとLEDランタンとガソリンランタンみたいなもの。
    綺麗な形にホヤ(電球でいうフィラメント)を焼く(灰なので衝撃や振動を加えると簡単に崩れます)ことからホワイトガソリン(自動車用レッドガソリンだと器具が傷みます)をポンピングしていい感じに気化させて火をつけるとか、一種の儀式を楽しむ明かり。
    ガソリンエンジンでクルマを走らせることは、将来は馬を飼って馬車を曳くくらいの感覚になってしまうかも。

    ただ月極駐車場を借りている身としては現状充電するための設備を勝手に用意する訳にはいかず、BEVというのは未だ敷居が高いのが現実です。
    なのでタンクというかモーターまでの電力供給システムは色々な選択肢があっていいのではないかと思っています。
    だからFCVもアリだと思うし、給電無視すれば所有できるPHVもアリ。
    私の環境だとガソリン車より3割燃費いいハイブリッド車が現実的な選択肢です。

    これからのクルマ選びは戸建てかマンションあるいは賃貸アパートか、敷地内駐車場か月極駐車場かで用途や家族構成が同じでも全く違うチョイスになりそうな気がしています。

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